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「…遅い。殺すよ」
『勘弁してくだちい…』
あの後切れた電話に慌ててかけ直すと、場所を聞いた。無視するとあとが怖いからね…!
教えてもらった場所は、ここから行くにはなかなか距離があって、そこまで能力を使ったら恐らく死んでしまうから仕方なく電車に乗った。
その結果様々な交通機関を乗り継ぎどこにも寄り道しないで行っても2日かかったわけですけど…。
「な、ん、で、能力使わないわけ」
『痛っ!痛い痛い』
とある国のとある町外れの小道にて。
不機嫌そうに少しだけ眉を顰めて、ツンツンと私の額を指でつついてくるイルミさん。痛すぎる、何気本気や…!
おかけで赤くなってまった額を押さえて、なおかつ謝る私。急に呼ばれて急いできたのに、可哀想すぎる。
「はーあ、ほんと遅すぎ。期間はまだあるけど、逃げられたらどーするの」
『イルミさんが一人で片付けちゃえば早いじゃん…』
「は?」
『ひょえ…』
昔から沸点が全く分からないんだけど…。
腕を組んだイルミさんの、少しだけドスの効いた声に口を噤む。
だって、イルミさんが一人で片付けられないような仕事に私が行ったって仕方ないだろう。それにそんな大仕事ならシルバさんやゼノさんがつくでしょうし…。
「まーそうなんだけど。今回はやたら侵入しにくい屋敷でさ。別にさして問題は無いんだけど面倒だし、ターゲットのとこまでワープしてよ」
『それだけの為に呼ばれたの…?』
面倒て、仕事じゃないですか…!
真顔で肯定するイルミさんはもう少し私の体を労るべきだと思う!まだなにもしてないけど!
そんな私に構わず差し出された手に、今から!?と驚くとまた肯定された。
「Aの能力はこういう時本当に便利だよね」
『本来の用途と違うんだけど…。ターゲットの名前と顔、場所は?』
「ターゲットのプロフィールはこれ。場所はここだね」
『……イルミさん私の能力の誓約知ってる?』
手を繋いだまま片手でイルミさんの携帯に表示された地図を確認すると、まさかの隣国。
この国じゃない…だと…。
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原作に沿いすぎるとネタをいれる隙間がなく、文が説明文ばかりでつまらなくなるのが悩みです(..◜ᴗ◝..)
あとは都合よく話を進める為に()主の能力に色々と付け足しが増えていく…(遠い目)
矛盾があったらそっと直します
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うさぎもち - 私、この作品すっごく好きです!!!夢主ちゃんの性格もめっちゃ好きです! (11月22日 16時) (レス) id: 6ed501a3ba (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - パスワード教えてもらいたいです!この作品の続きが気になりすぎてねむれません! (2020年4月29日 5時) (レス) id: be75996472 (このIDを非表示/違反報告)
ogofumi(プロフ) - 最近、H×Hにはまってこの作品を見つけ、虜になりました。この作品の続編にパスワード保護がかかっているのですが、パスワードって教えてもらえませんかね…?凄く凄く続きが気になります! (2020年4月16日 14時) (レス) id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
未確認歩行物体(プロフ) - 紅蘭さん» 不安定なペースですが、勿体ないお言葉までありがとうございます…!へへへ残念な性格ですが、そう言って貰えて主も喜んでいると思います。これからも頑張ります(っ'ヮ'c) (2017年5月27日 1時) (レス) id: d2e199629a (このIDを非表示/違反報告)
未確認歩行物体(プロフ) - サメ子さん» コメントありがとうございます(*´∇`*)そこらへんはしっかりブレない主です!ww ハイキューの方も!そう言って貰えて本当に嬉しいです!これからもよろしくしてやって下さい…!()応援ありです! (2017年5月27日 1時) (レス) id: d2e199629a (このIDを非表示/違反報告)
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