【ハイキュー】マジ、女の子は顔じゃないらしいよ。

94　運勢最悪なんですかね ページ20

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……とりあえず帰っていいですかね。

話が一旦終了し、全員自分から話の話題をふるタイプではないために訪れた沈黙。
ここにいるメンバーが全員普通の友達だったのならここで、ばいばい！うん！じゃあな〜！って感じで笑顔で別れられたんだろうけど、ね？？

……帰ろう。





「えっ、あれ！？」



しかし、帰ろうと決意したのには一足遅く、後ろから聞こえた大きな声に、私の顔はきっとさっきよりも酷く歪んだだろう。
今日は厄日かなにかかな？



「A！？それに飛雄に牛若ちゃん！？こんなところでなにしてんの！？」

『ごふッ！』

「ッ及川さん…！？」

「…及川」



そして。
体当たりでもするかの勢いで、なぜか私に飛び付いてきた及川に耐えきれず、思わず悲鳴をあげる私。及川あとで殴る。

それにくわえて誰も私へ心配の声すらかけない辺り、お前ら私への配慮を一から学んでこようか。
やっぱ学ばんでいいからさっさとくたばれ。



「及川さんが、なんでここに…？」

「これはこっちの台詞なんだけど！たまたま通っただけなのに、なんで飛雄と牛若ちゃんがAといるのさ！」

「俺もたまたま会っただけだ」



なんてがやがやと騒ぎ出す男三人。
そのうちの一人に覆い被さられるように潰されかけている女の子の図なんて誰も見たくないよね？私も見たくない。

それなのに現在進行形で潰されているナウ！な可哀想な私。


さっさとどけろ死ね。
そんな意を込めて軽く暴れると「あっごめん☆」と全く反省の欠片も感じられない謝罪と共に、私の上からゆっくりと巨体が離れていく。



「ていうかA！合宿だっけから帰ってきたら連絡してって言ったじゃん！！電話もメールもオール無視だしいい加減怒るよ！？」

『うるせぇ怒りたいのはこっちじゃ死ね！！！』

「言葉使い悪い！！もう怒ってんじゃん！！」

『うるせぇ呼吸すんなハゲ鷹！！！！』

「それは酷い！！！！」



なにが酷いじゃこっちは散々酷い目にあってきてるわ！！
そう叫んだところで近所迷惑で、近くのおじさんに怒鳴られたところでみんなで各々走って逃げた。

ハイハイ解散解散。


これでようやく今日は帰宅、っと。








『……なのになんで及川さんは私の家にやってきたのかな？』

「うへぺろ☆」

『可愛くねぇから帰れ』




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ゴールテンウィーク中の更新は有言実行ならず…
かわりに課題終わったよ…

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