69 私にだけ選択権がない ページ38
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「ヘイ眼鏡君！今日もスパイク練習付き合わない？」
「！……すみません、遠慮しときます…」
「？あっそー？」
全ての試合を終えたあと、木兎さんが月島くんに声をかけた。けど月島くんは断り、木兎さんも無理に誘おうとしなかった。
しかしすぐにグリンと振り返り、私の方を見た木兎さん。こっち見んなこっち来んなあっち行け！
「ヘイヘーイじゃあA！今日もボール出ししてくれよー！」
『なんで私には「？」がついてないんですか嫌です』
「あっおい！」
全力で逃げた。
『……まあ私なんかが全国五本指のエース様から逃げれる筈ないですよね知ってた！』
見事三分もかからないうちに捕まって、体育館へ連行された。日向くんが木兎さんの肩に担がれる私を見て、超羨ましそうにしてたんだけど代わってくれないかな？？
体育館にて。
「…やっぱ眼鏡君オコなのかなー」
「激オコファイナルアリス、リティ……あれ、なんだっけ赤葦！」
「激オコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームです」
「そうそれ！」
『………』
「あれ、Aさんもオコ？」
『激オコです』
月島くんに断られたことを、木兎さんより黒尾が気にしているようで、「どうしよー」なんて呟いてた。よっぽど気に入ってんだな月島くんのこと。
それよりも私ホント帰りたいんですけど帰っていいですか駄目ですかそうですか。
「なぁAならどーする？眼鏡君のこと」
『めんどくさいからほっとく』
「つめた」
『だいたい気にしすぎでしょ。好きなの？わ〜一部の女子が超喜ぶ』
「お前マジ止めろよ」
「…黒尾さんは月島よりも」
「赤葦くん？黙ろうか」
え、なに？途端に笑顔で半ギレしだした黒尾に、赤葦さんが無表情でそっぽ向いてたから面白かった。
「あーでもやっぱ眼鏡君来ねーかなー！ブロックいねーと寂しー」
それとどうやら月島くんは、木兎さんにも気に入られているようだ。ドンマイ、頑張れ…。
まぁコイツらからしたら、月島くんみたいなのは格好の相手だもんな。当たり前っちゃあ当たり前だけど、可哀想に…めんどくさい奴らに気に入られてしまって…。
けれどそれが、月島くんの今後のなにかに影響してくるかもしれない。まあわりかしどうでもいいので私は遠目に見守っていることにする。
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70 君はそちら側だと思うよ→←68 心の被害届だしていいですか
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未確認歩行物体(プロフ) - たくさんのコメントありがとうございます！！数年もたった今更にまとめての返信になってしまいすみません、全てのコメントは当時にちゃんと読ませて貰ってました…！完結してから随分経ってしまいましたが、新しくコメントくださった方もありがとうございます！ (2021年5月3日 13時) (
レス) id: d428059590 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - もうこの小説作ってくれた作者様に、感謝だわ。 ありがとうございます!(スライディング土下座) (2020年6月6日 18時) (レス) id: 8baac5d0e6 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - なんかひいおばあちゃんずるい。クロと誕生日同じだよ?!ぼくなんか8／20というなんという日にちだよ。あと1日早く生まれたかった＼(^o^)／ (2016年12月17日 17時) (レス) id: ef4590e231 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - それから未確認さん、今までありがとうございました！未確認さんへの作品を作ったのでぜひ見てください。http://uranai.nosv.org/u.php/enq/mikakuninn/ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - 実は、未確認さんへのメッセージを書いた作品を作りました。これを見ている読者の方はぜひ、参加していただきたいです！ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
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