67 その瞬間コップを割った奴が数名 ページ36
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私の皿に戻ってきた沢山のニンジン達に、私は沈黙する。別に食べようと思えば食べれるけど、一人ではちょっと多い。
流れ的に赤葦さんに再び返品するとこなんだけど、残念ながら先輩なのですね…。
『ということで皆でわけましょうよ。ね?』
「俺いらない…」
『駄目です。元はと言えば研磨くんのだからね』
「……先輩命令…」
『あれっ!?研磨くん上下関係どうでもいいんじゃなかったっけ!』
「…Aさん頑張って」
『エッ赤葦さんにも見捨てられた!影山半分こしない?』
「…いらねぇよ」
何の空気を読んだのか、お前一人で食え的に突き放された私です。どうしろっていうの…。
『……赤葦さん、あーんしてください』
「Aさんってそういうの見境ないよね」
そこで私なりに迷った結果、ニンジンを箸で持って隣にいた赤葦さんの口元に寄せた。
なんだかんだ言って優しい赤葦さんはそれを食べてくれるんでしょう、という作戦だ。
案の定、ため息をつきながらもパクリとニンジンをくわえてくれた赤葦さん。そんな優しいところが素敵です!
『もう一回どうぞ!』と今度はトマトをやってみたけど、「自分で食べるから…」と顔をそらされてしまった。
なので、トマトとニンジンが積み重なってる皿を、私と赤葦さんの間におかせてもらい一緒に食べた。
その前に赤葦さんは、何故かニヤニヤしてる研磨くんの口にトマトを押し込んでた。
可愛い。(感想)
『、やっと最後の一つですね……手伝ってくれてありがとうございました…』
ご飯の方も食べつつニンジントマトを食べていると、よくやく最後の一つになった。かなり飽きてしまったけど無事食べ終えれて良かったです。
手伝ってくれた赤葦さんにお礼をいった。本来なら研磨くんが私達にいうとこだけどね!
『えっと、最後のニンジンは私が食べますか?』
「うん。…ほら、あーん」
『エッ、むぐっ』
そして何故か、最後のニンジンを箸で持って私の口元に寄せた赤葦さん。それに驚いていたら、赤葦さんは私の口にニンジンを押し込んできた。やだもう、強引ですね…ッ!
そんなふざけたことを思いながらニンジンを噛んだ。
『……仕返しですか』
「俺だけじゃフェアじゃないからね」
『負けず嫌いですか?』
「そうかも」
顔を見合わせて笑った。
−−−−
赤葦くん贔屓かよ…猫又監督出せ…と友達に言われたそんな無茶な
68 心の被害届だしていいですか→←66 回転赤野菜とか需要なさすぎる
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未確認歩行物体(プロフ) - たくさんのコメントありがとうございます!!数年もたった今更にまとめての返信になってしまいすみません、全てのコメントは当時にちゃんと読ませて貰ってました…!完結してから随分経ってしまいましたが、新しくコメントくださった方もありがとうございます! (2021年5月3日 13時) (レス) id: d428059590 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - もうこの小説作ってくれた作者様に、感謝だわ。 ありがとうございます!(スライディング土下座) (2020年6月6日 18時) (レス) id: 8baac5d0e6 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - なんかひいおばあちゃんずるい。クロと誕生日同じだよ?!ぼくなんか8/20というなんという日にちだよ。あと1日早く生まれたかった\(^o^)/ (2016年12月17日 17時) (レス) id: ef4590e231 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - それから未確認さん、今までありがとうございました!未確認さんへの作品を作ったのでぜひ見てください。http://uranai.nosv.org/u.php/enq/mikakuninn/ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - 実は、未確認さんへのメッセージを書いた作品を作りました。これを見ている読者の方はぜひ、参加していただきたいです! (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
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