□二口堅治との出会い２ ページ34
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「会うのは二回目だけど、話すのは初めてだねー」
『こっちくんな』
「あ、俺、二口堅治！えっと、君の名前なんだっけ？」
『こっちくんなって言われるのに来るとかメンタル強いですね？鉄壁なの？流石伊達工だわ』
「あは、やっぱ面白いねー君」
なんて意味不なことを言いながら私の横にやってきた二口さん。
足の長いなくたばれ。
「あのとき君が真顔で手を振り返してくれたときから、面白い子だなーってずっと気になってたんだー」
『それはまた迷惑な話ですね』
「やだなぁ今の照れるとこだって」
『………』
お前さんは及川の生き別れの弟だったりしないのかな？
本当にそっくりだよ。
それにイライラしながらもペラペラと喋る二口さんをほぼスルーする。
すると医者の方に「二口さんと九条さん、お待たせしましたーこちらの方にどうぞー」と何故か微笑ましそうに二人同時に名前を呼ばれた。
「…九条チャンって言うんだ？」
『なんなんですか』
「虫歯？」
『疑惑です。あなたこそ虫歯じゃないんですか』
「俺は親知らず抜かなきゃなんねぇんだよー」
『確かに親不孝してそうな性格ですもんね』
「なんだと」
スパーンと頭を叩かれた。
二口さんは叩いたあとにしまった！って顔をしていたけど私が『きゃー痛いですー！』って文句を言うとまた叩かれた。
意味分からん。
「虫歯だといいね」
『出血多量で死んでしまえばいいのに』
「親知らず抜いただけで？」
「あー！チョー痛かったー！」
『麻酔してたんじゃないんですか』
「でも痛かったんだよ心配しろ！」
『……あー、虫歯じゃなくてよかったー』
「まさかの無視！…つーかこんなに早く他人と仲良くなれたの久しぶりだわ」
『どこらへんが仲良いんですかね？馴れ馴れしいです』
「ね、メアド教えてよ」
『すみませーん携帯忘れちゃいましたー』
「じゃあ今いじってるのはなんだよ。ちょい借りる」
『あっ！ちょっと返してくださいマジで』
「ふーん、結構アドレスに名前入ってんね……げっ牛島若利！？」
『いいから返せって人の携帯勝手に見んな！』
「いって、わかったから足踏むなって！俺先輩だからな？」
『分かってますけど』
「うわ超生意気な女」
『ホント超失礼な男』
「お前マジでツボだわ。はい完了ー」
『………』
私の携帯に、新しく【二口堅治】と登録された。
着拒していいかな。
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未確認歩行物体(プロフ) - たくさんのコメントありがとうございます！！数年もたった今更にまとめての返信になってしまいすみません、全てのコメントは当時にちゃんと読ませて貰ってました…！完結してから随分経ってしまいましたが、新しくコメントくださった方もありがとうございます！ (2021年5月3日 13時) (
レス) id: d428059590 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - もうこの小説作ってくれた作者様に、感謝だわ。 ありがとうございます!(スライディング土下座) (2020年6月6日 18時) (レス) id: 8baac5d0e6 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - なんかひいおばあちゃんずるい。クロと誕生日同じだよ?!ぼくなんか8／20というなんという日にちだよ。あと1日早く生まれたかった＼(^o^)／ (2016年12月17日 17時) (レス) id: ef4590e231 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - それから未確認さん、今までありがとうございました！未確認さんへの作品を作ったのでぜひ見てください。http://uranai.nosv.org/u.php/enq/mikakuninn/ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - 実は、未確認さんへのメッセージを書いた作品を作りました。これを見ている読者の方はぜひ、参加していただきたいです！ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
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