【ハイキュー】残念、女の子は顔じゃないらしいよ。

58　絶妙な嫌がらせですね ページ18

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次の日も次の日も弟にトスのコツやらを教えてもらっている影山。


勝つためなら後輩にでも教えを乞うという一面が知れました。

どうでもいいんだけどね。





で、今は帰り道。


影山の弟との自主練に仁花ちゃんと付き合い、そのまま四人で学校をでた。

今は仁花ちゃんを送り影山と別れたので弟と適当に雑談をしながら二人で歩いている。





「それにしても、烏野も案外楽しそうだねー」

『疲れるけどな。なに、来んの？』

「さあ？…あ、コンビニよろうぜ！アイス奢って！」

『えっ嫌だけど』

「お願い！」

『嫌だ』

「チッ、このケチクソデブス」

『トリケラトプスみたいにいうの止めろ？？』









　









「あ」

『あれ、国見くん』



ということでコンビニによったんだけど、まさかの国見くんと遭遇した。


国見くんとは前もこのコンビニ出会って、そのまま意気投合しメアド交換したぐらいの仲。
けど未だに一度もやり取りしていないぐらいの仲。

つまり知り合い以上、友達以下辺りだと見た。


そして私の声にか、もう決めたらしいアイスを片手にやってきた弟は国見くんを見て目を輝かせた。

どうやら国見くんは結構弟に好かれてるらしいお気の毒に…。




「国見先輩久しぶりー！相変わらず眠そうですね！」

「げっ、なんでお前もいんの」

「Aとデートですっ」

『やめろきもい』



先程まで私をデブやらブスやら罵っていたのはどこのどいつだ。

ジョークでも寒気がする。


国見くんは国見くんでまともに相手すると疲れることを知っているらしく何も言わずため息をついてた。

ははっ弟氏嫌われてるな、ドンマイ。


なんか可笑しくて含み笑いで見てやった。



「姉ちゃんその顔うざい」

『はんっ』

「……あ、そういえば国見センパーイ、俺と姉ちゃん同じ名字なんで姉ちゃんのこと名前で呼んでやってくださいよ〜」

『は？お前なに言ってんの』

「………」

「おっと、じゃあ俺はお先に失礼しまーす。またな姉ちゃん、国見先輩☆」

『ちょっ、おい弟氏！』



そして唐突に。

私への嫌がらせか悪い笑顔でそう言いアイスの会計を手早く済ませるとコンビニ出てった弟。

ふざけんな。


こんな私だけどあんなあからさまに友達ではなく男女として楽しんでくださいはあとの笑顔を向けられてなんとなく気まずくならないはずがない。

しかも変に話の内容置いていきやがったし。


アイツまじくたばれ。





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