【ハイキュー】やったね、女の子は顔じゃないらしいよ。 (ページ27)

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44　天才と天才【弟主】ページ27

姉弟が両方登場するときは視点側を『』で表記します。今回は弟視点なので弟の発言が『』です
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全国大会敗退後、部活を引退して土日の自由を手に入れた。そんな俺に姉ちゃんが誰かからのメールを見せにきた。

「弟氏ー、知り合いがお前に用事だって」

『お前の知り合い？誰？』

「…牛島若利」

『ゲッ』

そういや姉ちゃん白鳥沢いたもんな。

内容は俺宛に、こちらの練習試合に混ざらないかと言うものだった。へー。勿論めんどくさいから迷いもせずに断った。

だけど気紛れな俺は、前日に再びきた誘い乗り行くことにした。

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『ちわーす。わー牛島サン背ぇ高い！』

「…お前は姉とそっくりだな」

そんなこんなで練習試合では白鳥沢のチームに混ざってやってみた。高校生の中に中坊一人とかキツいわー。

それでセッターとして入ったんだけど牛島さんに頼まれて、牛島さんにトスをあげた。

白鳥沢の正セッターさんがめちゃくちゃ俺を見てくるあたり本当にやりにくいからめてほしい。
それとも、牛島さんがそれを目的で俺を呼んだのかもしれないけど。

とにかく俺はパッと見で今の牛島さんが一番打ちやすそうな位置にボールをあげた。

というかパワー強すぎてセッター誰だろうと打てればどうでもよくね。あれ当たったら俺とか確実に死亡するんですけど。

それからは大学生とチームを混ぜて練習試合を行った。

牛島さんのスパイク怖すぎてブロック飛ぶのサボッたら大学生にくそ怒られた。厳しいな！

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…そろそろ帰るか、と思ってたら丁度牛島さん達はロードワークに行くらしい。
一緒に来ないかと言われたけどそれこそめんどくさいので断ってついでに帰ることを告げる。

『んじゃ俺、もう帰りますね』

「…そうか、今日はわざわざすまなかった。また今度」

謝る方法で感謝する感じの人なんだなこの人。
恋愛とか不器用なタイプと見たぜ…。

つーかまた今度ってなに。

『ってｱｯ』

「？どうした」

『…帰りの電車代忘れてました』

「いくらだ？やる」

『貸すじゃない辺りやっぱりボンボンか！』

予想通りだけど。

けど流石に悪いので『姉ちゃん呼ぶんで大丈夫ですありがとうございます』と断って姉ちゃんにメールを送った。
絶対断られると思うので前に写メっといた弱味(寝顔)を脅しに使わせて貰った。姉ちゃんマジ便利。

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