【07.07】キルア生誕祭【番外編】 ページ48
本編には関係の無いもしものお話です
▽
こんにちは、Aです。ところで皆さん、今日は何の日か知ってますか？そう！7月7日、七夕の日！どっかの国では願い事を書いた紙を笹の葉に吊るして願い事が叶うようにお祈りするんだって！わー私ってば博識！
ーー現実逃避終了。今日キルアの誕生日じゃん。
『…かんっぜんに忘れてた…』
今夜はパーティだとキッチンで張り切っているキキョウさんを見て、思い出さざるを得なかった。いや、さ？これがイルミさんとかミルキくんなら別にどうってことないと思うの。でもキルアじゃん。キルアじゃん！！！
個人的、我が家で自分の誕生日を期待してそうな人ランキング一位。自己主張激しいもんあの子…。まあ何が言いたいかって、プレゼントとか何も用意していませんよって話だ！あはは。
部屋の温度が数度下がった気がして、自分の肩を抱いてベッドの上で震えた。
✱
✱
✱
『き、キルア誕生日おめでとう』
「おーさんきゅ」
腹を括って自ら飛び込んでいくスタイル。片手をあげて少しだけはにかんだキルアがそれ以上なにも言わなかった話でもする？罪悪感で胃が潰れる。最低な姉でごめん！！！
『プレゼント…は……』
「？」
『……なにか一つだけお願いを聞こう…』
「っしゃあ！！」
そして良心が痛んだあまりにハメられた話でもする？？「お前のことだからなにも用意してなくて焦ってると思ったんだよなー」と猫顔でニマニマする弟に先程の謝罪を全て撤回する。完全に自業自得だけど控えめに言ってクソ。
『期限は日付が変わるまでな。私は今から明日まで寝るわおやすみー』
「おい言ってること矛盾してるじゃねーか！」
部屋にこもろうとする私の服を掴んで止めたキルアに、私は最悪自分の全財産が全てチョコロボくんに変わる覚悟をした。のだけど。
「っあー…じゃあさ、今月お前の部屋泊めてよ」
『……。えっ？なに、そんなんでいいの？』
「ああ」
『えええ意外すぎる…じゃあ片付けてくるから好きに使っていいよ。私はミルキくんの部屋泊めてもらお』
本日。「それじゃ意味ねーだろ！！」と怒鳴るキルアが世界一理解できない生き物だと私は知った。
そしてその日から8月まで、何故か私の部屋の私のベッドの私の腕枕の上ですやすやと眠るキルアがいるわけでだな。起きたら後ろにはイルミさんがいて、私の部屋がゾル家長男三男に支配されていく話はとてもしたくない。ミルキくん助けて。
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未確認歩行物体(プロフ) - たくさんのコメントありがとうございます。まとめての返信で失礼します。しばらく更新していないにも関わらずたくさんの反応を頂きとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年11月24日 18時) (
レス) id: 859f873e93 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 読んでいく事にチートっぷりを発揮してて面白かったです！最高！ (2021年7月8日 14時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
なめなめきゃんでぃ(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて読んでいてとっても楽しかったです！番外編や次回作など楽しみにしてます！できたらで良いので書いてくれると嬉しいです！素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！！！ (2021年4月8日 23時) (レス) id: ed253bb936 (このIDを非表示/違反報告)
猫神(プロフ) - とても面白かったです！蟻編楽しみにしています！ (2021年1月16日 0時) (レス) id: f54e673977 (このIDを非表示/違反報告)
甲賀忍者(プロフ) - 番外編で構いません！更新いつまでもお待ちしております！ (2020年11月12日 22時) (レス) id: 0e780aa7b5 (このIDを非表示/違反報告)
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