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まおさんの家に着きインターホンを鳴らす
「入っていいよ」
心なしか声はいつもより低い気がした
家に入るとまおさんはパソコンで作業をしている
towacoさんもよく見るとノートパソコンを開いていた
2人とも動画編集だろうか
おかえり〜とtowacoさんは手をひらひらさせこちらを見る
「答え、出たんやね」
towacoさんが何かを察したようでにこっとこちらを見て微笑んだ
「はい、お待たせしました」
まおさんは依然黙ったまま
「まず、towacoさん」
「ん？なに？」
「大阪からわざわざ来てくれてありがとうございます、フルコンさんを連れてきてくれて」
「いや、ええんよそれは。俺のお節介やし」
「でも、towacoさんが連れて来てくれなかったらずっとこのままズルズルと解決しなかったと思います。本当にありがとうございます」
「お、おう」
面食らったような表情のtowacoさん
そのまままおさんの方へ向かう
「まおさん」
「ん、なに？」
「プライベートの時間使っていただき、ありがとうございます」
「別に大したことじゃないよ」
「家も提供してくれて、気持ちがまとまらない私を叱ってくれて、本当にありがとうございます」
「………、」
「まおさんがいなければ私はずっと気持ちが固まらなかったと思います」
「そっか」
「まおさんのお陰で、答えが出ました。私、フルコンさんとお付き合いさせて頂くことになりました」
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作者名：みかこ | 作成日時：2022年7月20日 20時
