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「…あの、いい雰囲気のところ申し訳ないんやけど、俺らおるの知っとる？」
towacoさんの一言で我に帰った
そうだ、今日は私たちのことを心配してくれて2人が協力してくれたんだ
「す、す、す、すみません…！」
パッとフルコンさんから離れる
フルコンさんを見ると少し不服そうだった
「とわぽんのせいでA離れてもうたやん」
「フルコンさん僕にそんな事言える立場ですか？」
「…大変申し訳ございませんでした」
「………あのさ」
まおさんが言いにくそうにしている
「結局のところ、現段階では付き合わないの？」
「待つ言うたからね」
「フルコンさんそれでいいの？」
「俺から待つ言うたし」
「Aちゃんもそれでいいの？」
「私はフルコンさんの側にいれれば」
「それってさ、都合のいい男じゃん」
「まお、お前には関係ない「いやあるでしょ部屋貸してんだし」
「なんかさ、Aちゃんずるくない？
フルコンさん都合のいい男になってるだけじゃん。
フルコンさんの気持ちは？どうなるの？
待つって言ってるけどさ、それって甘えてるだけじゃない？
出会いもあれば別れもある、それは当然じゃない？
付き合って合わなくて別れる事だってあるのは当たり前じゃん。
それなのにこのままの関係がとかそれって逃げてるじゃん」
「まお、その辺に「とわぽんもとわぽんだよね」
「え？」
「めんどくさいけど仕方がないから見繕ってあげたぜ感出してるけどさ、当事者で解決しそうにないから今日東京まで来たんでしょ？
それなのに結果がこれってさ、とわぽん来た意味なくない？
それなのにいい感じに収まったよかったよかったって何それ」
まおさんの言う事はごもっともだ
そして、確実にまおさんは怒っている
「有耶無耶にしないで、ちゃんとはっきりさせて欲しい」
「せやから「フルコンさんもさ
我慢する必要ないんじゃないの？何？じゃぁAちゃんに対する気持ちはそんなもんだったの？
都合のいい男ポジションでいい訳だ。見損なったよ俺フルコンさんの事尊敬してたのに」
まおさんの勢いは止まらない
「フルコンさんがずっと待ってたのにAちゃんが別の男と付き合ったとしても納得出来るの？無理だよね？」
「まおお前ほんまええ加減にせぇよ！」
フルコンさんがまおさんに掴みかかった
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作者名：みかこ | 作成日時：2022年7月20日 20時
