国広三兄弟 ページ6
「すごい光だったけど、まさか顕現できたの!?」
駆け込んできた堀川国広、山伏国広。
女人に迫られ顔を赤くする兄弟を見て2人はかなり混乱した。この本丸にそもそも女性はいないはずだからである。
「まさか、その女人が新たな刀剣か!」
「ん…わぁ人が増えてる!!えっと、対殺せんせー用ナイフです!!一応ナイフですが形を変えられます!」
ふわりと笑う彼女に2人は目を丸くした。
新たに顕現したのは刀剣女士だと、前には聞いたことのない新しい仲間が増えたのだと。
国広三兄弟を含め朔は刀剣男士、女士の使命、時間遡行軍の行い、本丸の説明をするとゆっくりと彼女は飲み込んでいった。
「対ころ…なんとか殿はもしや三条の者か?」
「対殺せんせー用ナイフです。長いですし名前っぽくもないですね…人のみを得たのなら、名前が欲しいですけどゆっくり考えてきますよ!えっと山伏さん…三条って…たぶん違います。」
「そうか…いや、拙僧の見間違いであったで候。目の中に三日月が浮かんでいる故、三日月殿の血縁かと!!」
「え?…三日月が?」
鏡を手渡され覗き込むと自分の目に浮かぶ三日月に彼女は息を呑んだ。
「私は三条ではないです。…ただ…私の大切な人が三日月に由縁がある人だから、それが形になって出てきたのかも知れませんね。」
「大切な人…しかも200年前ってつい最近じゃないですか!!」
「そうですよ!!ずっと1年間、使われていましたからずっと人の生活を見ていました。だから人の生活には覚えがありますよ!堀川さんは誰の刀なんですか?」
3人の名前や言われを覚えた彼女はすっかり馴染んでいた。ほかの者は出陣や遠征、内番に勤しんでいる者や厨で仕込みをしている者もいて今日非番の新選組の面々と山姥切国広、山伏国広はそれぞれに暇を楽しんでいた。
「僕は新選組の副長、土方歳三の脇差さ。兼さん……和泉守兼定の相棒だよ。」
「かね…さだ。」
頷き勉強になると呟く彼女を見てもう刀同士の仲を深めた方がいいと感じた朔はそっと席を外し厨にいるはずの燭台切光忠と歌仙兼定に宴会料理の注文をしに行った。
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ミューゼス(プロフ) - 菜なさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!更新は遅いですがゆっくりお待ちいただけると嬉しいです! (2018年5月13日 13時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - ジョーカーさん» 了解です!早いうちに出してみますね♪リクエストありがとうございます! (2018年5月5日 21時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
菜な - 面白かったです!更新頑張ってください! (2018年4月15日 21時) (レス) id: ab26f7e6e4 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - すみません。キャラのリクエスト良いですか?出来ればで、陸奥守吉行か岩融を書いて欲しいです!既に書いていたらすみません。更新楽しみに待ってます! (2018年4月14日 19時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - Aliceさん» ありがと!テスト終わったから更新しまくるよー!受験ラストスパート?ファイト!! (2018年3月10日 0時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミューゼス | 作成日時:2018年2月13日 4時