平安流 ページ34
｢うん。それがどうしたの？｣
目線を合わせて困ったように笑う彼を見てかぐやはかつての主達が下世話なこういう話で盛り上がっていたのをふと思い出していた。
｢本当は…っていう繊細な面を話すような事だから特に異性の僕達に聞くのは少し野暮ってこと。どう？説明しにくいでしょ？｣
確かにそうだと納得した後にしばらく置いてからとんでもない相談を持ちかけてしまったと言うことにかぐやは気付いてしまった。
｢あ…ごっごめん…ごめんなさいぃぃぃ!!!!!!!!!｣
叫びながら戦場で出すような起動力であっという間に自室へと彼女は戻って行った。取り残された刀剣男士達と審神者は物事の危機を感じて全力で本丸中を駆け回り三日月を探し出した。
｢いたか!!三日月!!｣
｢おや朔か。じいはかぐやのところへ行くから手短にな。｣
｢危ない所だった…三日月、お前かぐやに手ぇ出すなよ。｣
肩で息をしながら必死に言葉を発する主を、今までにないくらい座った目をしてわかりやすく笑を作って三日月は佇んでいた。
｢して何故？かぐやはもう俺のものだ。いくら主とは言え…口を無闇に出されるとなぁ…なに、嫌がる事はせぬぞ。｣
｢その今日三日月が部屋に来ると宣言したのは何故かって相談に来たぞ。そんな無垢で何もまだ知らねぇかぐやを傷物にしてしまったら…なぁ？それに三日月、お前らの時代は知らんがよ、女はモノじゃねぇ。そんな言い方間違ってもかぐやの前ですんな。｣
すべて吐き出すように告げた朔は上がっていた息を整え｢それだけだ。｣と言ってまだ三日月を探している3人を回収しにまた走り出した。
｢そうか…俺が夜何をするか知らなんだか。｣
心の中に潜む少しの加虐嗜好心にそっと蓋を閉めて何よりもかぐやが自分の隣で、腕の中で愛おしい笑みを浮かべていることが何よりの自分の楽しみな事を思い出しまたかぐやの部屋へと歩みを進めた。
｢ゆっくりでも問題ないか。初夜に初めて手を付けるのも…アリだな。｣
三日月がどうやってかぐやを自らに溺れさせて、染めさせようとしているのか、かぐやは知らないまま三日月を待っていた。
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ミューゼス(プロフ) - 菜なさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！更新は遅いですがゆっくりお待ちいただけると嬉しいです！ (2018年5月13日 13時) (
レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - ジョーカーさん» 了解です！早いうちに出してみますね♪リクエストありがとうございます！ (2018年5月5日 21時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
菜な - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2018年4月15日 21時) (レス) id: ab26f7e6e4 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - すみません。キャラのリクエスト良いですか？出来ればで、陸奥守吉行か岩融を書いて欲しいです！既に書いていたらすみません。更新楽しみに待ってます！ (2018年4月14日 19時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - Aliceさん» ありがと！テスト終わったから更新しまくるよー！受験ラストスパート？ファイト!! (2018年3月10日 0時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年2月13日 4時
