初陣 ページ15
「全員…？」
「今日の第1部隊が出陣したのは…桶狭間か。慣れた時代ではなかったか。まさか、そんなに強い検非違使か？」
「そんなに強い検非違使がいたらそれこそ一大事だ。違うんだ…」
「俺が見た限り、あれは触手だ。触手を生やした時間遡行軍…うわっ､､､かぐや!?」
かぐやは何か触れてはいけないところに触れられたように見て取れない速さで朔の前に目の色を変えて立っていた。
「朔さん…まさか、皆さんの重症って刀が曲がってしまった…とかじゃないですか？」
「あ…あぁ。辛うじで意識がある薬研が連絡を入れてくれたんだが何より早すぎてこちらからは…と言うそうだっ…。くそっ!!!!!!!!!」
悔しそうに地を叩く朔。
「刀が曲がる」
刀は熱でしか形を変えることができないことを考えると敵相手にあまりにも面妖なことが起きているのだと刀剣男士もそれを聞きつけたこんのすけも頭を抱えていた。
「とにかく、今すぐカンスト勢と極の奴らを救助に向かわそう…」
「俺もだな、主。」
「俺もですね。」
「あぁ、急いでくれ。」
三日月は戦闘服に着替えようと、長谷部は皆に伝えに行こうと動き始めた時、焦ったような声が内庭に響いた。
「…ダメです!!みなさん、行っては…ダメです。」
「…どういうことだ、かぐや。」
「朔さん、恐らくその新しい敵って言うのは私の切れる唯一の敵、言わば超生物の類。彼らに刀は使ってはダメです。鉄類は体内で溶かしてしまうので、銃弾を使っても無駄ですよ。
私をの本体を作っている特殊な物質しか、その敵には攻撃出来ないです、たぶん。」
「その柔い玩具のようなもので、何が切れるんだ。」
「切れるんですよ、これが。確かに私は人には無害ですが、触手持ちにしたら凶器。それが私なんです。だから朔さん、お願いします。私を1人で行かせてください!!」
朔は何を言い出したのかと驚き顔を上げてかぐやの顔を見た。固い決意を決めた、硬い顔だった。
「駄目だ、万が一その新種の遡行軍がお前に倒せたとしても重症の奴らをどう連れて帰ってくるつもりだ。それに普通の敵が来た時、戦えないだろう。」
「っ…はい。」
「主や、俺と長谷部、あと…和泉守兼定と堀川国広もだ。5人ではどうだろうか。兄がいた方がかぐやも安心して初陣をかざれるだろう？」
「あぁ、わかった。それで行こう。10分以内にゲートに集まれ。」
「あいわかった。」
「主命とあらば。」
「はいっ!!」
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ミューゼス(プロフ) - 菜なさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！更新は遅いですがゆっくりお待ちいただけると嬉しいです！ (2018年5月13日 13時) (
レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - ジョーカーさん» 了解です！早いうちに出してみますね♪リクエストありがとうございます！ (2018年5月5日 21時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
菜な - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2018年4月15日 21時) (レス) id: ab26f7e6e4 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - すみません。キャラのリクエスト良いですか？出来ればで、陸奥守吉行か岩融を書いて欲しいです！既に書いていたらすみません。更新楽しみに待ってます！ (2018年4月14日 19時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - Aliceさん» ありがと！テスト終わったから更新しまくるよー！受験ラストスパート？ファイト!! (2018年3月10日 0時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年2月13日 4時
