突破口 ページ9
｢間違いありません!!かぐやさんは使われていた時代…皆様の見立て通りでございます!!｣
宙に浮かぶ液晶を器用に操り叫ぶこんのすけ。
｢やはりか…朔。｣
居場所がわかっても政府の許可無しにその時代へと赴けば最悪存在を消される。その事実に刀剣男士達も慎重になっていた。
｢あぁ勿論話は今付けた。しかも今回は特例だ…皆聞いてくれ!!今回のかぐや回収作戦に制限人数は設けないと通知が来た。よって！同じ座標、当時のここに本丸ごと移送する!!｣
｢!!｣
｢ということは…!!｣
｢詳しいことはわからねぇ!!けどせっかく増えた仲間なんだ、またみんなで迎えてやりたいだろうが。｣
彼がどれだけお人好しかがわかる一言だった。
その言葉に胸を打たれる数多くの刀の中、三日月はそわそわしているままだった。
｢いつその時代に行けるのだ。かぐやにはすぐ会えるのか…!!｣
いつものほけほけとしたもしくは敵を斬る時の冷静な目でもない、ただ1人の愛する人を待ちわびる哀れな男の悲痛な叫びだった。
｢移送は一気に明日の日の出に合わせて、かぐやには…おそらく会える。かぐやには…わからない、たまたまその場所にいただけかもしれないからな。ただそのポイントはこの本丸の山の中だ、そう遠くにいることはないだろ。｣
｢あいわかった。いざとなれば俺が探し出す。｣
慣れ親しんだ自分の髪飾りをふっとひとなでする三日月。
いつの日かこれと同じものをかぐやに付けたことを思い返していたのだ。彼女はそれを大層気に入りいつも付けていたのだ、つまりいつでも三日月の霊力を僅かながらも纏いながら、過去でも生きているはずだから。
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ミューゼス(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 全作品にコメント頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月12日 18時) (
レス) id: 8be0659255 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - みゅーぜす＞ワンコ女子の力作見ましたわ！！表クール（？）で裏ワンコ！！発想、展開、誤字はあっても、長く続けられる強さ。だからこそできた作品でしょう。（ちなみに暗殺教室→カルマ、有希子 黒バス→伊月が好きよ？ (2019年5月7日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年8月29日 18時
