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あるじ ページ39

悲鳴に近い声を上げて駆け寄る刀剣男士達と朔、遅れて生徒達。




「何故だ…刀身は無傷なのに!!…これがまさか終わりとか…じゃ…」


「主、かぐや本人の方が危ないです!!」


「クソッ!!」




苦しそうに悶え、痛みの頂点に達したか身動きが取れないかぐやの姿に誰もが息を飲んだ。
その様子を遠目に見る三日月。彼もまた、心の中では激昴していた。彼女の名を呼んで気を取り戻してやりたかった、傍に寄り添い少しでも支えになってやりたかった。
しかしそれは叶わない。

金縛りかのように三日月はその場に立ち尽くすことしかできなかった。
記憶を取り戻し、変わらず無邪気な笑みを浮かべていた彼女の命が今消えそうになっている。ここは戦場、いつこのようなことがあってもおかしくないがあまりにも最悪の事態に、何もかもが止まったかのように何もできないのだ。


「かぐ…や…?」




彼が描きたくない、最悪の未来が目の前にあったのだ。




「あるじ…あ…るじ…わた…しに…触れて…」




ふと苦しそうに残った左腕だけを上げて生徒達に手を伸ばすかぐや。




「君たちのことだ…答えてやってくれ…頼む。君達の霊力がかぐやを楽にしてやれるかもしれねぇんだ!!」




そう言われそっと震える手をかぐやにかざす生徒達。
おずおずと触れると生暖かい赤い液体が指にまとわりつくがそれを気にすることなく、治ってくれと無言で念じる彼等。
するとその瞬間、かぐやの傷口から光が零れ、次第に傷口が塞がれていく。




「わぁっ!?」




驚いた生徒達が引くと胸元が光りだしやがてその光に包まれるかぐや。




「主、私ら粟田口からかぐやへと、お守りを持たせておりました。ご確認ください。」


「…お前ら…最高だ。」




その光は次第に桜吹雪へと姿を変え、止むとそこにあったのは安らかな顔をして2本の腕をたずさえて眠る彼女の姿だった。




「傷が…治った…?」


「腕…」


「本当に…神様なんだな…」


「私たちが触れただけで傷が…?」




口々に怪奇現象についてそれぞれ口を開く中、朔は身動ぎしない三日月の元へ歩いていった。




「いつまで突っ立ってんだ。誰が一番かぐやを支えられるか、わかってるか? 」


「俺だ…」


「一番かぐやを守りたいのは?」


「俺だ…」


「かぐやに最後足りないのは霊力だ。隠すな、まだお前だけのかぐやにはするな。ギリギリの所まで霊力、分けてやってその分お前色にかぐやを染めてもいい。」


「…あいわかった。」

目覚めた世界→←守るために(微グロ表現注意)



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ミューゼス(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 全作品にコメント頂きありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (5月12日 18時) (レス) id: 8be0659255 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - みゅーぜす>ワンコ女子の力作見ましたわ!!表クール(?)で裏ワンコ!!発想、展開、誤字はあっても、長く続けられる強さ。だからこそできた作品でしょう。(ちなみに暗殺教室→カルマ、有希子 黒バス→伊月が好きよ? (5月7日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミューゼス | 作成日時:2018年8月29日 18時

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