焦燥感 ページ7
かぐやが新しい生活に馴染めたと同じようにだんだんと三日月は弱っていった。
｢かぐや…どこに行ってしまったんだ…俺を置いて何も言わずに…｣
｢そろそろ三日月も堪えすぎだ…主、かぐやの居場所はまだわからないのかい？｣
加持祈祷を終えた石切丸が三日月を案じて朔に聞くが答えは否だった。最初の方こそは時空転送装置の誤発動を疑ってか三日月は今まで以上に戦場を駆け回り声の限りにかぐやの名を叫び続けた。
応える声は聞こえることなく、誤発動は無かったとこんのすけも首を振った。
｢三日月宗近。｣
｢和泉守か…かぐやは､､､｣
｢探しに今から行くんだ。来るだろ？｣
｢しかしどこにもいなかったではないか…どこに行くと言うの…
｢かぐやの使われていた時代にだ。｣
三日月の言葉を遮って和泉守が覚悟を決めたように言う。
｢話は聞かせてもらった、俺も行こう。｣
｢山姥切…か。｣
音をひとつも立てずにそっと部屋に入ってきて静かに告げる山姥切。
｢僕達もお供させてください!!かぐやは…この本丸の仲間なのですから迎えに行くのは!!｣
ぞろぞろと声を聞いた刀剣男士達が部屋に集まり次々に自分も自分もと声を上げ始めその部屋は魑魅魍魎の大騒ぎとなってきた。
｢お前らなんの騒ぎだ？｣
｢主か。俺はかぐやを迎えに行ってくる、ちと留守にするぞ。｣
有無も返させないような速さで正装に着替え本体を持つ三日月を朔は驚いて止めた。
｢待て!!出陣命令なしに時代を飛ぶことは禁止されている。そんなことしたら…かぐやに再会できずに三日月、お前が消えるぞ。｣
｢…!?｣
｢だから頼む…お前が手掛かりになるかもしれないんだ。｣
次々と新しい情報が飛び交う本丸。
状況をやっと飲み込み正気を取り戻した三日月と和泉守、朔を中心に本丸はかぐや救出へと動き出した。
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ミューゼス(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 全作品にコメント頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月12日 18時) (
レス) id: 8be0659255 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - みゅーぜす＞ワンコ女子の力作見ましたわ！！表クール（？）で裏ワンコ！！発想、展開、誤字はあっても、長く続けられる強さ。だからこそできた作品でしょう。（ちなみに暗殺教室→カルマ、有希子 黒バス→伊月が好きよ？ (2019年5月7日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年8月29日 18時
