悟さん (ページ4)

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それから五条さんにも硝子ちゃんにも暫く会う機会はなくて

私は勉強に勤しんでいた

そんな時に硝子ちゃんからメールが届く

「【助けて】」

心臓がフワッと浮いた

これは....緊急事態か

場所や状況が何も書かれてない、それ程の状況

心当たりがある場所を手当り次第探すしかない

ちょうど講義が終わったので急いで外に出ようとすると

prrrと電話が鳴った

硝子ちゃんからだ

『もしもし、硝子ちゃん？』

「あ、ごめん。僕僕」

この声は＿＿＿＿

『五条、さん？』

「せいかーい。ごめんね。硝子じゃなくって」

『あ、いえ』

久しぶりの五条さんの登場に驚きつつも

何故硝子の電話から五条さんが？と疑問

『あの、硝子ちゃんは....』

「それがね、アイツ大風邪ひいてさー」

『なるほど。それで【助けて】ですか』

「んで硝子に声掛けたら「なな呼んで」って言われたから電話しちゃった」

珍しい、硝子ちゃんが風邪なんて

『分かりました。ご連絡ありがとうございます。
心配なのですぐに行きます』

「うん、待ってる」

ピッと切った電話

久しぶりの五条さんの声

話したのはたった2回なのに

どうしてこんなにも

『(落ち着くんだろう.......)』

＊