最強が土下座してきた

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美味しいものを美味しそうに食べる五条は可愛い





と、思う。硝子に言ったらドン引きされそう

いつもは生意気にイキリ散らかしてるけど







「これが1番うめーよ！A！」







今はこどもみたいに瞳を輝かせている


全部食べれるのか分からないのに沢山スイーツが
乗せられたプレートに思わず笑みがこぼれる

....まじでこどもじゃん






『それ、全部食べれるの？』


「当たり前だろ、朝飯前だ」


『今夕飯前だけど』


「こりゃ1本取られた！」







何言ってんだこの人



最近気がついたこと

五条は私といるとよく笑う



普段生意気なにやけ顔はよくするけど

私といる時は本当にこどもみたいに笑う






『(....本気なんだろうな、好きって)』






嬉しい半面申し訳ない

その気持ちに応えることができないから

それは五条も分かっていると思う



なのに、






「この後ゲーセン行こうぜ！」


「Aのやつ美味そう。少しくれ！」


「なんかいつもより美味い気がする...」






なのになんで、そんなに幸せそうなんだろう

五条は楽しいの？







『五条』


「ん？」


『楽しい？』


「....当たり前だろ。俺らはまずダチだし、



....好きだって想う相手と今一緒にいて

楽しいし、幸せだと思うよ。俺は」







その言葉に

......不覚にも、不覚にも少し、少しだけ






『....そっか』






照れてしまった私はちょろいのかもしれない






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