7話 ページ8
その頃彩は....
彩side
彩「終わったー...ゆずちゃんとできたかな？」
面接も終わって学校を出て、青星に向かった。
まだゆずはいなかったので校門でしばらく待っていると、4人くらいの足音と話し声が聞こえた。
「もう入学式まで1週間かー」
「もう高校生になるね」
「高等部か。自覚があまり持てない」
「まあ、初等部からいるからな」
少しして4人の男子が私の前を通り過ぎた。
全員背が高くて、すれ違った女子が2度見しそうなほどのイケメンだ。
あれ、どこかで見たような...
「あの、どうかしたんですか？」
声をかけられて顔をあげると、少し長めの黒髪の柔らかい雰囲気を持った男の子がいた。
彩「え？」
「なんか、ずっとここに立ってるみたいだったので」
あ、見られてたんだ...
彩「いえ、大丈夫ですよ。ちょっと友達を待っているんです」
「え、今春休みですよ？」
彩「分かってます。今幼なじみがここの編入試験を受けに来ているので」
「あ、なるほど。どこか引っ越しでもしていたんですか？」
彩「はい。私もなんですけど、中2になると同時に海外に引っ越して、つい最近帰ってきたばっかりで」
「え、大変ですね。ちなみにどこに？」
彩「最初の1年はロサンゼルスにいて、もう1年はオーストラリアにいました」
国名を言った時、その男の子が一瞬だけ目を見開いたのが分かった。
「.....そうなんですね。困ってないみたいでよかったです」
「おーい、クロトー！置いてくぞー」
「あっごめん！では」
彩「はい。心配してくれてありがとうございます」
男の子は軽く頭を下げると走っていった。
クロトって呼ばれてたけど、その呼び方もどこかで聞いたような.......あ。
ふと頭に思い浮かんだのは2年前。ロサンゼルスへの飛行機に乗るときのゆずとの会話だ。
彩『ゆず、そのお菓子の山は何？』
ゆ『アハハ...。クロトくんにいっぱいもらっちゃって。食べきれるかな...』
....そうだ。あの男の子、ていうかあの4人、EYE’Sのメンバーの子だ！
まさかゆずより先に私が会ってしまうとは....
翔「おいクロト。どうしたんだよずっと考え込んで」
ク「......いや、別に」
レ「そう言う言い方は何かあった時のだぞ」
キ「...何かあったのか？」
ク「いや、僕の勘違いかもしれないから...」
翔「何が？さっさと言えよ」
ク「.......ゆずちゃんが、帰ってきたのかも」
「「「はあ？」」」
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ピコ - ありがとうございます！面白いです！続き待ってます (2022年5月2日 6時) (
レス) id: 582f8895fd (このIDを非表示/違反報告)
けー - 続き読みたいです！ (2022年4月26日 22時) (レス) @page38 id: 000c69e08d (このIDを非表示/違反報告)
霊夢 - きゃー！ほんとeye-s好き！ゆず可愛い！彩いい子！みんな大好きだー！ (2021年8月27日 16時) (レス) id: 4f2a422363 (このIDを非表示/違反報告)
ルーーな - こっ、更新頑張ってください！！！ (2021年8月27日 11時) (レス) id: 93361de40b (このIDを非表示/違反報告)
恋雪 - めっちゃ面白かったです！！ 次の更新、楽しみにして待ってます!! 頑張ってください！！応援しています！！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: 77a3f18b6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スズ | 作成日時：2020年12月29日 16時
