8人で決意の歌を【∞】 (ページ33)

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現場に入ると今月最初の週の横山くんが既に台本を読んでいた

渋｢ヨコーおはよぉ｣

横｢おー、おはよう、Aもおはようさん｣

A｢横山くん、昨日は心配かけてごめんなさい、あと迎えにも来てくれてありがとうございました｣

横｢ホンマに気ぃつけろよ、すばるに言われた事、忘れへんようにな｣

わしゃわしゃと頭を撫でられた

僕はうん、と頷く

渋｢亮はまだ来てへんの？｣

横｢そー、今から誕生日段取りの打ち合わせやから｣

テーブルの上の『錦戸さん台本』と書いてある原稿がある

横山くん、他のスタッフさんのと違う台本だ

こちらの予定では｢レンジャーレスキュー｣をして
次のコーナーを振った時に
曲が流れて僕が登場するという流れ

ちなみに錦戸くんの台本はレンジャーレスキューの後は
｢即興〇〇劇｣だと書いてある

今月から通常スタートなのに、初回から誕生日スペシャルだと
スタッフさんは嘆いていた

スタッフ｢Aくん、登場の時コレ使ってね｣

そう渡されたのはエイトレンジャーのヘルメット

A｢映画バージョンの！！しかも誕生日おめでとうって書いてあるww｣

スタッフ｢これで目元隠して、あくまでも誕生日お祝いし隊隊長ホワイトで居てね｣

渋｢マヌケなヘルメットやな～ww｣

横｢ええやんwwこれからそれ使うんやろ？｣

2人は僕の新しいヘルメットをみて笑っている

スタッフさんはヘルメットと番組からのプレゼントの隠し場所を教えてくれた

スタッフ｢はい、2人とも笑ってないで台本読んで｣

いつも通りを装った現場に戻る