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約束事 ページ7

ありがとう、とAが離れればソウエイはAを見つめ言葉を口にした。


蒼「あの男には気をつけろ。あとあまり一人になるな。」
A「え、あ、うん。分かった。」


何をどう気をつければ良いのだろうか、と思いつつもAが頷くと、心配そうにAを見つつも(分身体をつけておこう…)とソウエイは内心つぶやいた。


昼食の片付けをし、Aは話すことがなくなってしまった、と困ったような顔をした。
ベニマルからの言いつけを遂行できない…。


ソウエイはきっと見回りに行くと言うだろう。
Aは小さくため息を吐く。


蒼「安心しろ。今日はもう何処へも行かん。」
A「え?」
蒼「どうせ、ベニマルから言われているのだろう?」


なんでもお見通しだ、とAは苦笑いする。
そんなAを見て、ふっ、と小さくソウエイは笑った。














リ「それで、お前は何しにきたんだ?」


Aをベニマルのところは行かせた後、リムルは新上にそう訪ねた。
新上はお茶を飲みつつも話し始める。



真「いや、そろそろ俺もいい年だから、嫁さんでも探そうかなーって。」
リ「…………はい?」


新上の答えにリムルは呆れたような顔を見せる。
相変わらず何を考えているのか分からないが、新上はニコニコと笑みを浮かべるだけだった。


真「シュナちゃんもいいけど、個人的にはオウカちゃん!あの子可愛いよね。何処となく懐かしい雰囲気してるしさぁ。」


新上の言葉にリムルは内心(なんせ同郷ですからねー)と呟いた。
Aについてあれこれ語っている新上に、リムルは苦笑いしながらも伝えた。


リ「あのな、お前には悪いが…あの子にはもう心に決めた人が居るから無理だと思うぞ?」
真「え?そうなの?でもまだ結婚までは行ってないんだよね?それなら俺にもまだ勝機はあるよねー」


いやいやいや、無いだろ、と内心否定しつつリムルは盛大な溜息を吐いた。











夕刻。
一日ソウエイと時間を共にしていたが、ソウエイがやる事がある、と立ち上がった。


A「今日はありがとう、ソウエイ。一緒に居れて楽しかった。」
蒼「俺もだ。次は夕食でも一緒に…」


ソウエイからの言葉に嬉しそうな笑みを見せ、Aは頷いた。


ソウエイを見送り、Aは今日のことを思い出して少し笑った。




A「やっぱり、ソウエイの事……好きだなぁ」



言葉にすると、より胸が熱くなる。
Aは温泉にでも入りに行こう、と着替えを準備し家を出た。

温泉施設→←抱擁



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設定タグ:転スラ , 転生したらスライムだった件 , 蒼影   
作品ジャンル:恋愛
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mikael(プロフ) - 氷華桜さん» コメントありがとうございます!ソウエイとのイチャイチャは、今書いてるやつが終わったら考えてみますね!!良かったらまたみにきてください(ㆁωㆁ*) (7月29日 7時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
氷華桜 - そうえいとのイチャイチャを書いてほしいです! (7月27日 15時) (レス) @page35 id: 50567ddaac (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - もちろんです!読みにきます!! (2023年4月2日 0時) (レス) id: 7d90da8c46 (このIDを非表示/違反報告)
mikael(プロフ) - えむさん» コメントありがとうございます!最高とのお言葉嬉しい限りです(ㆁωㆁ*)ソウエイ夢はまだまだ書きたいことあるので、近々掲載出来ればと思いますのでその際はまた読みにきてくださいヽ(=´Д`=)ノ (2023年4月2日 0時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - もう…ほんとに…最高でした!連載お疲れ様でした!! (2023年4月1日 19時) (レス) id: 7d90da8c46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mikael | 作成日時:2022年7月27日 6時

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