癒しの時間 ページ18
ソウエイと並んでソファに座る。
しばらくソウエイは黙っていたが、ポツリポツリと気持ちを吐露した。
それを聞いて、Aなりの意見やアドバイス、時にはソウエイのことを思って何も言わずにただ彼の気持ちを聞いて自分の意見は飲み込んだ。
A「ソウエイ。ソウカなら大丈夫だよ。薬も効いてくるし問題ないってリムル様も言ってたし。」
蒼「………そうか。それならいいんだが…」
自分の部隊を守れなかったことが効いてるのか、はたまたソウカが怪我をしたことが悲しいのか………
Aはそれを考えるだけで心臓が痛むがソウエイを見て微笑んだ。
A「明日、ソウカのお見舞いに行ってくるね。」
Aはソウカとも、話をしたいと日頃から思っていた。
自分の気持ち、ソウカの気持ちをしっかりと伝え確認しなければずっとこの痛みと付き合っていかなければならない。
蒼「オウカ………」
A「ん?なぁに?」
蒼「………いや、何でもない…」
口を閉ざすソウエイの両頬を包むと自分の方に向かせる。
A「なんでもなくないでしょ?言って?ソウエイのためなら何でもするよ?」
蒼「…………今夜は、一緒にいたい……」
A「………うん、いいよ。一緒にいよう。」
Aはソウエイからの言葉に、嬉しさから少し顔を綻ばせ、頬を赤く染めた。
良い返事を聞き、ソウエイもまた微笑む。
ソウエイの自宅に行くと順番に風呂に入り、ソウエイとソウエイの作った夕食を一緒に食べた。
数日ぶりに会えたからか、お互いにいろんな話をし、笑い、時に少し口論し、そのやりとりにも笑った。
この何とも言えぬ二人の時間が好きだと、Aは感じる。
ソウエイもまた同じように感じてくれているのだろうか、と小さな深呼吸をした。
蒼「そろそろ、寝るか。」
A「ん……そうだね。」
同じベッドに横になり、Aはソウエイに抱き寄せられピッタリとくっついた。
A「ソウエイ……あったかい。」
蒼「オウカもな………」
おやすみ、と小さくつぶやくとAは目を閉じて眠りにつく。
ソウエイもしばらく起きていたようだが、小さな寝息を立てて眠りについた。
ここ連日寂しいと思う気持ちから、しっかりと眠れなかったAだが、ソウエイの温もりに包まれ、ひさしぶりに朝までしっかりと睡眠をとることができた。
ソウエイと一緒にいられることが、Aにとってなによりも癒しの時間なのだ。
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mikael(プロフ) - 氷華桜さん» コメントありがとうございます!ソウエイとのイチャイチャは、今書いてるやつが終わったら考えてみますね!!良かったらまたみにきてください(ㆁωㆁ*) (7月29日 7時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
氷華桜 - そうえいとのイチャイチャを書いてほしいです! (7月27日 15時) (レス) @page35 id: 50567ddaac (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - もちろんです!読みにきます!! (2023年4月2日 0時) (レス) id: 7d90da8c46 (このIDを非表示/違反報告)
mikael(プロフ) - えむさん» コメントありがとうございます!最高とのお言葉嬉しい限りです(ㆁωㆁ*)ソウエイ夢はまだまだ書きたいことあるので、近々掲載出来ればと思いますのでその際はまた読みにきてくださいヽ(=´Д`=)ノ (2023年4月2日 0時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - もう…ほんとに…最高でした!連載お疲れ様でした!! (2023年4月1日 19時) (レス) id: 7d90da8c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mikael | 作成日時:2022年7月27日 6時