お見舞い ページ2
リ「ちょ、オ、オウカさん!?」
床に倒れているAを見て、リムルが急いで駆け寄った。
うっすらと目を開け、Aはリムルの顔を見て、少しだけ笑う。
A「リムル様……すみません、こんな格好で……」
リ「そんなことどうでもいいんだよ。熱、高いな。ベッドに戻れるか?」
なんとか、Aをベッドに寝かすと、リムルは思念伝達でシュナに薬を持ってくる様頼んだ。
すぐに参ります!と返事が来たのでリムルはAを見つめた。
リ「なんで、突然体調を崩したんだ?」
A「えっと……それは……」
Aは素直に全部話をした。
リムルはそれを聞いて、ほんの少し小さくため息を吐くも今はゆっくりしろ、とAを撫でる。
その後急いできたシュナに薬をもらい、そして、熱を出した理由を聞かれこっぴどく怒られる羽目になった。
朱「ご飯作りましたよ。これ食べて薬を飲んだら2.3日は安静にしてください!」
A「だ、大丈夫だよ、すぐよ「ダメです!」
ぴしゃりとシュナに制され、Aははい、ということを聞いた。
ご飯を食べ、薬を飲み、そしてベッドに横になる。
シュナが申し訳なさそうに見つめて来た。
A「どうしたの?シュナ。」
朱「私は…朝に気付くべきでした。苦しかったでしょう?申し訳ありません…。」
A「だ、大丈夫だよ。ほら、もう頭痛いのもないし、熱もすぐ下がるよ。ありがとうねシュナ。」
えへへっと笑い、シュナを安心させる様に笑みを見せた。
夜にまた様子を見に来ますね、とシュナは仕事に戻っていった。
薬も効いて来たのか、Aははっきりとした意識で考えた。
ソウエイへのプレゼントはやめておこう。せっかくシュナに相談に乗ってもらったが、彼の迷惑になるかもしれない。
今はまだ、見てるだけで、そばにいるだけでいい。
そう思った。
A「やっぱり考えてもキリがないもんね。」
何かに吹っ切れた様に、Aは深呼吸した。
意気地のない自分をきっとソウエイは笑うかな、と眉を下げる。
でも、これが自分だ。
いつか、この気持ちを伝えられるように、今を精一杯生きよう。
もう少しだけ、眠っておこう。
Aはそう考えて目を閉じた。
次第に眠気に襲われ、ふわふわと浮遊する様な感覚の中Aは夢の世界へと誘われた。
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mikael(プロフ) - 氷華桜さん» コメントありがとうございます!ソウエイとのイチャイチャは、今書いてるやつが終わったら考えてみますね!!良かったらまたみにきてください(ㆁωㆁ*) (7月29日 7時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
氷華桜 - そうえいとのイチャイチャを書いてほしいです! (7月27日 15時) (レス) @page35 id: 50567ddaac (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - もちろんです!読みにきます!! (2023年4月2日 0時) (レス) id: 7d90da8c46 (このIDを非表示/違反報告)
mikael(プロフ) - えむさん» コメントありがとうございます!最高とのお言葉嬉しい限りです(ㆁωㆁ*)ソウエイ夢はまだまだ書きたいことあるので、近々掲載出来ればと思いますのでその際はまた読みにきてくださいヽ(=´Д`=)ノ (2023年4月2日 0時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - もう…ほんとに…最高でした!連載お疲れ様でした!! (2023年4月1日 19時) (レス) id: 7d90da8c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mikael | 作成日時:2022年7月27日 6時