引っ越し ページ10
朝起きるとすぐに、身支度を始めた。
今日から、マンションの方に住むからだ。
A「やっと、マンションに住めるぅー」
やったー、と喜びつつも時計を見れば宅配業者が来る一時間前になった。
朝食を食べて、マンションの方に向かうことにする。
9:30
マンション前に宅配業者が到着し、荷物を運んできた。
流石に海外からの移住では大掛かりな荷物を輸送できず、大きな家具などは捨てた。機材系は必須なため多少高くても運んでもらうことにしていた。
A「あ、その箱はこっちに運んでください。それは、あっちの部屋にお願いします。」
さすがに女一人で運べる重さじゃ無いため、業者の好意に甘えて部屋の中へと運び込んでもらった。
配送伝票にサインをすると、業者は去っていった。
A「軽く、中身の確認したら駅に行こう。ついでにモトキとお昼食べたらちょっと買い物に付き合ってもらおうかなぁ。」
家具なんかも見に行きたいと思っていたので、その旨モトキにメールを入れれば、いいよ、と返事がすぐに来た。
よし!と小さくガッツポーズをとる。
一緒に出かけられるだけで嬉しくて、自分はなんて現金な女なんだ、とちょっと笑えてきた。
作業部屋にしようと思ってる部屋は1番奥の部屋を選んだ。そこなら、窓を無くしても大丈夫だからだ。
A「んー……アレが入った段ボールが見当たらない……………あ、あったあった。」
順調に箱を開封し、時計を見れば時間が迫っていた。
A「モトキ待たせるわけにはいかないからね。少し早いけど向かおう」
貴重品と携帯を持つと小さなカバンに入れて上着を着る。
部屋の鍵を持つとそれを見つめた。
新生活が始まる。
仕事も見つけないと行けないし、しばらくは忙しくなりそうだ、と玄関に向かった。
A「モトキ!お待たせ!遅くなってごめんね、待った?」
モ「んーん、俺も今さっき来たとこ。」
ニッコリ笑って首を横に振るモトキを見て、つられるように笑った。
お昼、どこに行こうか、なんて話をしながら歩く。
モ「買い物、どこに行くの?」
A「家具とか見たくてさ、海外からは持ってこれないから、いま家の中家具何にも無いの」
モ「え、マジで?それ、生活できないじゃんww」
必要最低限の電化製品等は先に手配しておいたので夕方には届くはずだ。棚やテーブルなど買いたいと伝えればモトキはわかった、とだけ答えた。
とりあえず駅前のデパートのレストラン街に向かうことにした。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます!少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした! (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mikael | 作成日時:2021年1月30日 14時