プレゼント ページ38
早いもので、モトキと付き合って一ヶ月たった。
相変わらず、モトキは忙しいし、私は私で仕事が入ったりしていたので二人で出かけることもしてなかった。
モ「Aさ、明日時間ある？」
A「明日はオフだから一日空いてるよ？何かあるの？」
仕事が終わり、モトキの家に行き夕飯を二人で食べていた時だった。
家具を新調したくて、見に行かないか？と誘われた。
モ「ほら、ダイニングテーブルも買いたいしさ。」
A「ん、いいよ。どこに買いに行く？」
モトキと出かけられるの嬉しい、と笑顔で伝えればモトキも喜んでくれた。
次の日、二人で家具屋へ足を運んだ。
いろんな家具があるなか、二人で色々と悩んで購入を決めた。
ランチを食べようとレストラン街の方は足を運ぶ。
モ「何系がいい？」
A「んー、気分的には洋食か…中華！」
モ「あ、じゃぁ中華にしよう！」
お昼時、ということもあり各店舗それなりに人が並んでいたので、どうせならテイクアウトして家でのんびりしない？と提案してみた。
それがいいね、とモトキは提案に乗ってくれたので二人分のお弁当をテイクアウトで購入し、自宅に戻った。
A「お茶入れるから、ちょっと待ってて」
モ「ありがとう、A」
A「いい家具が見つかってよかったよね。届くの少し時間かかるみたいだけど楽しみだよね」
モ「うん。今日はありがとうね。」
どういたしまして、と微笑むと二人分のお茶を用意して食卓についた。
モ「あ、そうだ。後で渡したいものがあるんだ。」
A「渡したいもの？」
なんだろう？と首を傾げると、お楽しみだよ、とモトキは笑ってご飯を食べ始めた。
他愛無い話をして、二人で笑い合う。
こういう時、ほんと、モトキと一緒に居られて幸せだと感じた。
お昼ご飯を食べ終わり、軽く後片付けをし、二人でお茶を飲んでいた時だ。
モトキが席を立つと自分のカバンの中をごそごそと漁っていた。
何をしてるんだろう、と軽くその様子を見ながらお茶を啜る。
モ「あった、あった。」
モトキがカバンの中から、少し小さめの紙袋を取り出した。
そして、正面に戻ってくると席に座り、私の顔を見た。
首を傾げつつも、モトキの手元にある袋を見る。
モ「今日さ、付き合って、一ヶ月じゃん？」
A「うん、そうだね」
モ「俺さ、仕事が忙しくて、連絡とかもそんなにマメじゃないし、Aに寂しい思いさせる事もあると思うんだ。」
そう言って眉を下げ肩をすくめた。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
