失恋パーティ ページ37
シルクside
マサイから報告が来た。
もう一度告白して、しっかり振られてきた、と。
あいつにしては頑張ったな、と俺は思う。
帰ってきたら失恋パーティだな、と返事をすれば今日は飲むぞ!!と返事が来た。
俺自身はAに対して恋愛感情はないが、魅力的な人物だとは思う。
可愛いし、写真の腕前はかなりいい。運動神経も悪くなく歌も歌える。
シ「コラボとかしてぇけど…モトキは嫌がるだろうなぁ」
モトキのことを考えればなんとなくわかる。
あいつ、あぁ見えて独占欲は結構ある方だと俺は思ってる。
淡白そうに見えて、好きな相手には色々思うところあるんだろう。
まぁ、しばらくはそっとしておくか。
とりあえず、マサイの失恋パーティのための酒でも買いに行こうと財布と鍵を手にして家を出た。
シ「お前は頑張ったよ、マサイ」
マ「だよな…俺、本気で告白したの初かもしんねぇ…」
シ「そりゃすげぇ…ほら、乾杯しようぜ。」
缶ビールを片手にプルタブを上げるとカシュッといい音が鳴った。
マサイもビールを開け、缶同士をぶつけた。
マ「諦める覚悟はできてるけど、やっぱ好きなんだよなぁ…」
くそー!と悔しそうにするマサイの肩を叩いてやった。
シ「きっと、いい人が現れると思うぞ?」
マ「だといいなぁ……」
いろんな話をして、これでもかというくらい飲んで、次の日二人して二日酔いでダウンしたのは言うまでもない。
ン「珍しいこともあるもんだね。」
昼過ぎに俺の家に来たンダホにそう言われ、今日は無理だぁ、と嘆くと分かったよ、と笑ってくれた。
ンダホも何も聞かないが、あいつもマサイの事がわかっているようでAやモトキについて触れることはしなかった。
マ「ンダホー……水ぅ……」
ン「わかったわかった。持ってくるからゾンビみたいなのやめてww」
その日は俺もマサイもンダホに介抱された。
95人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます!少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした! (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mikael | 作成日時:2021年1月30日 14時