アスレチック2 ページ33
上の階は風が少しだけ強かったが、天気も良くいい撮影日和になりそうだと感じた。
アスレチックの下では、シルクたちが準備運動や軽い打ち合わせを行っていた。
その様子を見つつ、まだ始まらなさそうだとカメラのピントを合わせるためにファインダーを覗いた。
モトキの様子をみる。
とても楽しみにしているのか、ウキウキした様子でみんなと話をしていた。
そんな時のモトキはなんだか可愛くてつい口元が緩む。
ふと顔を上げ後ろを向いた。
青空が広がり、木々が見える。
A「すごい、いい景色。試し撮りしておこう」
そう呟くと、カメラを自然に向けてシャッターを切る。
カシャっといい音が鳴った。
この、シャッター音がなんとも言えない高揚感を高めた。
なかなか、いい感じだ。再度シルクたちの方を見れば、モトキが上を見て目があった瞬間手を振ってくれた。
手を振りかえし、頑張って、とガッツポーズをすると、モトキは頷いた。
動画の撮影は順調に進んでいた。
時折ンダホやぺけたんの叫び声が聞こえる。
A「そっか、高所恐怖症なんだ…」
それでも、高いところに挑戦する彼らはすごいと思った。何枚も写真を撮る。笑ってる顔、真剣な顔、泣きそうな顔。いろんな表情を見せてくれる彼らを撮るのがとても楽しいと思った。
モ「A、写真どう？うわ、ここ高いね。寒くない？大丈夫？」
上の階に登ってきたモトキが声をかけてきた。
モ「今、ちょっと休憩！うわー、ここめちゃめちゃ眺めいいね！」
A「うん、今日は天気もいいからすごく綺麗だよね。」
二人で並んで、景色を眺めた。
ほんの少しだけ沈黙が流れる。
ちらっとモトキの方を見れば、モトキも私を見てきた。
目が合うと二人で笑う。
シ「おーい！モトキー！Aー！遊ぼうぜー！！」
下の階からシルクが叫んできた。
モ「おーう！今行くー！Aも一緒に遊ぼう？」
A「うん！アスレチックやってみたかったんだ！」
望遠レンズのついたカメラをモトキが持ってくれたので、小さい方のカメラを自分で持って下に降りた。
カメラを鞄にしまうとみんなと合流する。
シ「よーし！Aはアスレチック出来るか？」
A「んー、多分？高いところとか平気だから多分大丈夫！」
ン「えー、マジかぁ。Aちゃん凄いなー」
その日はヘトヘトになるまでみんなでアスレチックをして遊んだ。
帰りの車の中で私はモトキに寄りかかり寝てしまった。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
