カラオケ ページ27
風邪が治って数日。
ンダホからカラオケに行かない？と誘われた。
カラオケかぁ…聞くのは好きだけど、歌うのはちょっとなぁ…と考えていた。
でも、たまにはいいか…と思いンダホに行く、と返答した。
まさか、あんな事になるなんて思わなかったのだ。
ン「Aちゃーん！こっちこっち！」
ンダホにおいでおいで、と手招きされカラオケ屋さんの前に移動したのだが、そこにはシルク、マサイ、ぺけたん、ンダホ、そしてモトキが居た。
A「え…みんなも、来たの…？」
困惑してると、ンダホが両手を合わせてごめんね、と申し訳なさそうにしていた。
ンダホに聞いていた話だと、ぺけたんと歌の練習兼ねてカラオケに行くから聴きに来て、と言われていたのだ。
仕方ない、と諦めメンバーたちと個室に入った。
シ「歌う順番決めよーぜ！」
マ「ほら、Aちゃんも歌おう？」
A「いや、私は……みんなの歌聞きたいなぁ」
へへっ、と笑ってやんわりと断った。
歌えないわけじゃない。
歌えないわけじゃないんだけど…誰かの前で歌うのは気が引けるのだ。
A「あ、私タンバリン担当する！！」
部屋の角に置いてあったタンバリンを見つけ、それを手にした。
とりあえず歌っていこう、と言う話になりトップバッターにマサイが選ばれた。
マサイ、シルク、モトキ、ンダホ、ぺけたんの順番で歌っていく。
みんなノリノリでとっても楽しいと思った。
曲に合わせてタンバリンを鳴らしたり、手拍子したり、シルクが突然踊り出したり、マサイが変顔したり…
笑いの絶えない時間だった。
モ「Aちゃん、何か歌わないの？」
A「んー、そうだねぇ。誰かの前でってのが苦手でさ…」
部屋とかでは、一人の時歌ったりはするけど、と苦笑いしてみせる。
一曲だけ、Aちゃんの歌聞きたいなぁ…と少し甘えた声で言われれば、うっ…と迷った。
モトキの甘えに私は弱い…。
何か歌えるのあるかなぁ…と曲を探す。
他のメンバーもそれに気づいたが、気づいてないフリをして盛り上がっていた。
昔、海外で歌っていた歌を思い出した。
アレを、歌ってみようか…
心を決め、曲を入れた。
順番が回ってきて、メンバー全員が静かになる。
A「え、なんで、みんなそんな静かになるの〜」
苦笑いをしつつ、マイクを手にするとみんなの前に立った。
曲が始まり、マイクを手に息を吸い込むと歌いはじめた。
全員の顔が、すごく面白かった事だけ覚えている。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
