嬉しいメール ページ3
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AM7:00
携帯の目覚ましが鳴った。
寝ぼけ眼で手探りで携帯を探し出すと、その音を止める。
パタリと手をベッドに投げ出し、微睡む。
10分後、また目覚ましの音が鳴り、仕方なく起き上がった。
A「眠い………」
頭を働かせるために、備え付けのケトルでお湯を沸かし始め、洗面所に行き顔を洗った。
部屋に戻り、伸びをすると携帯を手にし、メールなどが入ってないか確認をする。
一通のメールを見て、一気に目が覚めた。
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おはよう。
昨日はありがとう。
久しぶりに会えて、びっくりしたよ。
また、時間あるときにでもご飯行こう。
モトキ
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A「ご、ご飯行こうって……また、会ってくれるのかな。」
昨日、定食屋で声をかけた時は、私が誰なのか分かっていなかったようでモトキ はきょとんとしていた。
ン「モトキ、知り合い？」
モ「えっと………ごめん、誰だっけ…？」
申し訳なさそうに眉を下げて、私にそう尋ねた。
A「あ、そうか。会うの10年ぶり位だからわからないか。Aだよ。久しぶり。」
モ「え………えーーーーー！？！？Aちゃん！？うわー、久しぶりだね。元気してた？っていうかこっちに帰ってきてたの？？」
モトキは立ち上がると私の手を取り握り、嬉しそうに笑いかけてきた。
その屈託の無い笑顔に、心臓が一瞬跳ねた。
ン「モトキ、知り合い？」
モ「ん、あぁ。ごめんンダホ。えっと、この人はAちゃん。俺の学生時代の友達。で、Aちゃん、こっちがンダホ。俺の今の仕事仲間だよ。」
A「ンダホくん？初めまして！Aと言います。」
ン「俺、ンダホ！よろしくね。えっと、Aちゃんって呼んでもいいかな？」
ンダホくんの問いかけに、うん、と頷きまたモトキを見た。
ご飯食べるなら、一緒に食べる？とモトキに誘われ同席させてもらった。
他愛無い話をし、モトキもンダホくんも仕事の待ち合わせがあるから、先に帰ると席をたった。
モ「あ、そうだ。これ俺のメアドと番号。良かったらまた連絡して。俺もするし。」
A「あ、うん。分かった。またね！モトキ、ンダホくん！」
手を振って、二人と分かれた。
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おはよう、モトキ。
昨日は私もびっくりした。
ご飯是非一緒に行こうね。
A
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返事を打つと、携帯を閉じ窓の外を見る。
今日は、なんだかとても良い日になりそうだ。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
