付き合うとは… ページ19
ケ「え、じゃぁ告白したの？うまく行った？」
ある日の夜、親友のケイに電話をした。
ここ最近の出来事を話しした。
A「向こうから、最初に好きだって言ってくれて…私も一応気持ちは伝えたんだけど…」
どうしたの？とケイに聞かれて相談した。
実は…好きとは言われたが、付き合って、とは言われてない、と。
ケ「え、なにそれ。なんで付き合おうって言わないの？！」
A「いや、付き合って……るのかもしれないけど、でも勘違いだったらやだなぁって…それに…」
それに？と聞かれ、初めはマサイのことも相談しようかと思ったが、んーん、なんでもない、と電話越しに首を横に振った。
A「時間があれば、会いに来てくれるし…一緒の布団で寝たり…キスしたりはしてるけど…」
ケ「それ以上はしてこないんだ？んー、まぁ私はその彼を知ってるわけじゃないから何も言えないけど…」
ケイが、そうだ！と何かをひらめたような声を出した。
ケ「いっそ、押し倒してみたら？」
A「ば、ばかっ！そ、そんなこと出来るわけないでしょ！！」
えー、だめー？wwwと笑っているのが電話越しでもよく分かる。
ケ「でもさ、早めに聞いてちゃんと彼氏彼女になった方がいいんじゃない？」
そうだね、ちょっと考えてみるよ…と伝えると電話を切った。
そう……実は、モトキから好きだと言われたが、【付き合う】という話にはなっていない事に気づいてしまった。
A「あー……なんでかなぁ…」
そんな状態でマサイにも告白されれば、気持ちの揺らぎは無いものの心配にはなる。
モトキは…私と付き合ってるつもりなんだろうか…。
基本忙しい人だから、私は自分から会いに行こうとはしてなかった。
そうだ…
自分からも会いに行ってみようか…と考え携帯を手にする。
--------------------
モトキ
今日これから、会いに行ってもいい？
A
--------------------
ほんの少し震える手で、メールを送信した。
しかし、返事は良いものではなく、思わず肩を落とす。
仕事じゃ、しょうがない…とわかりつつも、忙しい人とそういう関係になる、というのはかなり覚悟が必要かもしれない、と悟った。
A「これで、正式に付き合うって話になったら…また違ってくるのかもしれないけど、今は会えない日の方が多いからこのままの方が気が楽なのかもなぁ…」
モトキが悪いわけじゃ無いけど、私は彼との付き合い方も考えなければいけないのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
