譲れない想い ページ17
シ「これとか、すげぇいいな。」
シルクが一枚の写真を手にして感想を述べた。
今シルクが見ている写真。それはイベントの時の写真だった。写真撮影の仕事をもらい、何百枚と写真を撮った。
シルクが手にしたのは、メンバー全員で撮っている写真だ。それぞれが、イベントを満喫したいい笑顔をしている。
他のメンバーもそれ好き、と賛同していた。
自分の撮った写真を見て、喜んでもらえるのはとても嬉しかった。
マ「あ、Aちゃん、ちょっといいかな？」
マサイに呼ばれて、部屋から出る。
A「どうしたの？」
マ「今度さ、一緒に写真撮りに行かないかなって思って。」
マサイからの提案に楽しそうだね、と笑顔で答えた。
マ「じゃぁ、明後日一緒に出かけようよ。」
A「ん、いいよ。マサイの撮る写真も興味あるなぁ。」
カメラについても色々話せるのが嬉しかった。
まだ、この時は後々複雑な事になると思っても見なかった。
マサイの一言で、私はある決断を余儀なくされたのだ。
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A「マサイ、お待たせ！」
カメラバッグを肩にかけ、マサイと待ち合わせした場所に到着すると、マサイもまた自分のバッグを肩にかけ立ち上がる。
マ「全然待ってないよ。今日楽しみ過ぎてなかなか寝られなかったんだよなぁ」
私も！と笑うと、マジで？とマサイが笑う。
二人で並んで公園にきた。
今の時期花壇に咲く花を撮る人も多いようで、何を撮ろうか、とキョロキョロしていた。
マ「Aちゃんに頼みがあって、今日の被写体お願いしてもいい？自然な姿撮りたいから普段通りの行動してくれれば大丈夫だから」
A「えー！？わ、私撮っても面白くないかもよ？」
撮られることに慣れていないため、絶対やばい顔になりそう、と伝えるとマサイは楽しそうに笑った。
二人で園内を歩き、写真を撮っていく。
時々お互いを写真に撮り合った。
マサイはすごく楽しんでくれていたし、私もとても楽しかった。
マサイから写真の撮り方を学ぶこともあった。
やはり、撮り方が人によって違うので、自分自身への刺激にもなった。
A「マサイー！見てみて！すごく綺麗な花ー！」
これこれ、と花を指差しながら笑うと、不意打ちでマサイは写真を撮ってきた。
A「え、今撮った？私絶対変な顔してそう！」
どんな写真になった？と見せてた伝えれば、マサイは不意に真剣な顔をして言った。
マ「Aちゃん……俺、君のことが好きだ。」
A「え………」
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
