久しぶりの対面 ページ2
A「やっと、着いたーーー!!」
空港の手荷物受取所から、大きなキャリーバッグを受け取り自動ドアを通る。
ガヤガヤと人の行き交いが垣間見え、今までいた地域とはまた違った空気感を感じていた。
A「とりあえず、ご飯かな。お腹すいちゃったもん。」
キャリーを転がしながらも、空港内にあるご飯屋さんを覗いていく。人も多く席が空いてるところは殆どなく仕方なく一度ホテルに向かう事にした。
新しく住むマンションが手違いで3日後にならないと入居できないとしり、仕方なくホテルを取った。
電車を乗り継いで、今日泊まるホテルの最寄駅につけば、改札を出てすぐに伸びをする。
A「んーーー………帰ってきたなー。久しぶりだからホテルにチェックインして荷物置いたらご飯がてら少しブラブラしようかな。」
ホテルは駅から少し歩いた場所にある。
最終的には契約したマンションに近い方がいいかな、とマンションに近いホテルに宿泊する事にした。
チェックインはすぐに終わり、軽装になると財布と携帯の入った小さなカバン一つを持ち、駅の方へと向かった。
やはり日本を離れて数年もたてば、街並みは少なからず変化していた。
キョロキョロしつつも、定食屋を見つければ店内に入る。店員からお好きな席へどうぞ、と言われすみっこの方にあった二人席に座った。
久しぶりの日本食。
何を食べようとメニューの端から端までを見ていく。
?「もぉ、だから俺の食い方は気にするなって!」
?「だって、ほんとすごい顔してるんだってww」
店内から青年たちの談笑が聞こえてきた。
私はふと顔を上げた。
A「今の声……どことなく似てる気がする。」
自分の位置からは気になった声の人は見えない。
学生の頃とは違うが、たしかにどこか懐かしい声だと感じた。
対面に座っている人はとても大柄な人だった。
?「だーかーらー、モトキやばいって!www」
モ「だからダホちゃん、言うなって!www食えなくなるだろ!www」
---今、モトキって言った?
席を立つと、男の子二人の席に近づく。
A「………モトキ…?」
恐る恐る声をかけると、ほんの少し大人びたモトキが顔を上げた。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます!少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした! (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mikael | 作成日時:2021年1月30日 14時