バーで出会ったドイツ人をぶん殴ったら世界11傑だった。【ミヒャエル・カイザー】

ふぉー ページ5

店員さんとドイツの色々を教えてもらう事数時間。




……簡潔に言います。くっそ酔いました。
ビール1杯だけでこの様。泥酔という瞬間は唐突に現れる。





「…ぅん…えごさん私を、雑用係としか…思ってないんだろ〜〜…」



「お、お客様…??大丈夫ですかー…?」



…見ての通りべろんべろんである。
酒に関しては下戸だけど、美味しいから飲んでしまう。

しかも本場のビールが飲めるのである。
こんな機会ブルーロックに勤めてなきゃほぼ一生ない。




ガタッ、と乱暴にグラスを置いてカウンターに体をあずける、




「…あー…眠……、カイザーに会うってい、う、浅はかな…私の夢が…」



「っ…」



「…ん…?」



、ほんの一瞬、ほんの一瞬だが、隣のイケメンお兄さんが反応した気がした。
…ミヒャエル・カイザーの知り合いなのかな…あぁ、意識飛ぶ……



「…っあ、」


ドサ、と誰かの肩に倒れ込む。



「…お客様!?お客様!?」



店員さんの声が段々遠のいていく。
すみません未払いで……ツケで良いですか…



…てかこの人めちゃくちゃいい匂いする…高そうな香水つけてんなぁ…
服の手触りも良いし…てか髪長い、青に染めてるのか、綺麗だな……



「…あの、……大丈夫ですか」



「へぁい…」




呂律の回らない口で返事をした直後、そこで私の思考回路はシャットダウンした。

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