すりー ページ4
日本とは違った異国の地の雰囲気が漂う夜の街。
昼とはいい意味で違うドイツに、これは楽しめそうだなぁと期待が高まる。
はいはいそして着きましたお待ちかねのバー!
「失礼します…おわ、おしゃれ……!」
「1名様ですか?」
「あ、はい!」
「ではこちらへ」
店長が自分で選んだという風情のある机や椅子などの家具とシャンデリア。
おしゃれなジャズも、少し暗めの店内もこの店にぴったりだ。
周りを見渡すと女性客も何人かいる。
これなら日本の居酒屋とは違って落ち着いて飲めるかも。
「すみません!えっと…ビールとウインナーください、」
「かしこまりました」
…にしてもおしゃれなバーだこと……。
これ本当にミヒャエル・カイザーいるんじゃないのか、
雰囲気に合いすぎてるぞここのバー。
お酒好きでちょくちょく目撃されてるって噂もあるし。
考えていると、机にグラスが置かれる音がした。
「お待たせしました、ウォッカでございます」
「あれ?えっとあの…」
「?」
あれ?私ウォッカって頼んだっけ?
店員さんが純粋無垢な目で見てくるせいで違いますよと言おうにも言えない。
「え、っと…」
どう断ろうかと考えていた時。
「…あ、それ俺のっすね」
帽子を深く被った隣のお兄さんが助言を。
え、イケボすぎない?
「…あ!すみません失礼しました…!」
ぺこぺこ謝り出す店員さん。
…そうだイケボお兄さんにも謝罪せねば
これじゃ私がお兄さんのウォッカ頂戴致しますへっへへみたいな極悪人に思われてたりするかも…!?
「…あ、えっとすみません、!気づいてたのに言えなくて…」
「良いですよ全然、お姉さんが謝ることじゃないんで」
微笑むイケボお兄さん。
「…は、い…」
再びカウンターに目線を向けてお酒を飲み始めるお兄さん。
そしてスマホをいじって微笑むお兄さん。
…多分この瞬間、数十年間生きてきたなかで1番心拍数上昇中。
顔のほぼ4分の1、しかも口元しか見えてないのに破壊力が凄すぎる。
なんだこのお兄さん。魔性の男すぎるぞ?
心なしか私の頬が熱い。
お酒を飲んだわけじゃないのに。
「お待たせしました、ビールとウインナーです……あ、あの?すみませーん…
聞こえてますかー…?」
「…あっ、すみません……」
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夜那(プロフ) - 玉子ぷりんさん» いえいえ〜!!コメントしてくださり嬉しいです!どきどきしてくれるように書いてますので感無量です❣ (2023年4月11日 14時) (
レス) id: 4c1e02d803 (このIDを非表示/違反報告)
玉子ぷりん - しつこくてすみません（汗）ふぉーもめっちゃどきどきしました！楽しみ！ (2023年4月10日 22時) (レス) @page5 id: 07e67c9327 (このIDを非表示/違反報告)
夜那(プロフ) - 玉子ぷりんさん» コメントありがとうございます〜！！続き楽しみと言っていただけて光栄です！応援受け取りました╰(*´︶`*)╯♡ (2023年4月3日 22時) (レス) id: b930dd66f0 (このIDを非表示/違反報告)
玉子ぷりん - すりーまで読みました！続き楽しみです！おうえんしてます！もうワクワクしすぎてヤバｉ（（殴 (2023年4月3日 22時) (レス) @page4 id: 07e67c9327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜那 | 作成日時：2023年3月20日 22時
