31 ページ31
宗隆Aと付き合っとること発表していい?
｢えっ、｣
宗ちゃんから付き合っていることを公にしたいと言われるのは、ちゃんと好きでいてくれてることも伝わるから嬉しいんだけど。
でも私はまだ大学1年生で20歳にもなってないし、宗ちゃんはシーズンを控えたプロ野球選手だ。
年の差は4つで、そこまで大きな差は無いと言っても、まだ私は子供に見られる年齢だし、宗ちゃんが世間からどんな目で見られるか、リスクを考えると快諾はできなかった。
Aちょっと考えたいかも、
それだけ送って、続く言葉を考えているうちに気づいたら眠ってしまっていた。
目が覚めると外は明るくなっていて、携帯には宗ちゃんからの｢わかった｣というメッセージと、その一時間後に不在着信が入っていた。
A寝ちゃってたみたい、ごめん
どうしたの、と文字を打っている間に、宗ちゃんからの着信でスマホが震えた。
｢はぁい、もしもし…｣
『おはよ、今日オフやから、Aの部屋行ってもいい？』
何となく電話越しに落ち着きのなさそうな声をしている。
なんだろう、と思いつつ、お昼の時間帯に約束をして、軽く部屋を片付ける。
せっかく宗ちゃんが来てくれるから、私もこの1年で磨いてきた料理を振る舞おうと思い、買い物に行く。
宗ちゃんの大好きなラーメンを作るのもいいけど、なんかお家デートみたいなおしゃれでかわいい料理を作りたい。
インターネットで｢お家デート ごはん｣と検索し、アスリート向きの食事かどうかも調べる。
宗ちゃんは苦手な食べ物特にないはずだから、疲労回復に効く食材を使って何品か作ることにした。
食材を買い揃え、家に戻る。
大まかに料理を作っておき、宗ちゃんがやってくるのを待つことにする。
しばらくして、｢着いたよ｣という連絡が来て、インターフォンが鳴った。
画面に映るのが宗ちゃんであること確認し、オートロックを解除する。
久しぶりに会う宗ちゃんが待ち遠しくて、玄関で待機。
家の前のインターフォンがなり、鍵を開ける。
｢いらっしゃい！｣
勢いよくドアを開けると、ちょっと驚いた様子の宗ちゃん。
｢久しぶり。｣
玄関先で抱きつきたい衝動を抑え、部屋に招き入れる。
ああ、久しぶりの宗ちゃんだ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 318人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月香(プロフ) - なーさん» コメントありがとうございます！！やっと生活も落ち着いてきたのでそろそろ続きだします！ (3月17日 8時) (
レス) id: 2654d91715 (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 気になります！ぜひ続きを読ませてください^ ^ (3月10日 18時) (レス) id: 5a5cf333fe (このIDを非表示/違反報告)
月香(プロフ) - 玲生さん» 村上くんも夢主ちゃんもこの後どう動くんですかね笑 (2023年4月29日 23時) (レス) @page29 id: 2654d91715 (このIDを非表示/違反報告)
玲生(プロフ) - んんんん、！！！！気になるううう (2023年4月29日 17時) (レス) @page29 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
月香(プロフ) - 芋ケッピーさん» やっぱり私だけじゃないんですね爆笑甘えたな村上くん書けるように頑張ってます( ◜ω◝ ) (2023年3月23日 16時) (レス) id: 2654d91715 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月香 | 作成日時：2022年10月27日 14時
