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「え、」
宗ちゃん、今なんて言った？
私がめちゃくちゃ好きすぎて、幻聴聞こえちゃったとかそういう感じ？
「やけん、好いとるの。」
宗ちゃんの口から、好き。
「あ、秋の話？私も秋好きだよ！暑くないし、でも寒くもなくて、」
「違う。Aなの。俺が好いとるんは、ずっとA。」
私の言葉を遮って、宗ちゃんは言葉を続ける。
「最初はただ妹みたいやなって思ってた。でも、Aがほぼ毎日練習見にきてくれて、いつも宗ちゃん宗ちゃんって慕ってくれてるうちに、どんどんAに惹かれていった。ヤクルトに入団して、離れてからはなおさら自分がAのことをどれだけ好きか分かった。」
「ちょ、ちょっと待って！」
宗ちゃんの口から紡がれる言葉は、私を照れさせるだけじゃ足りない。
これまでずっと想い続けてきた人が、私に私のことを好きだと言っている。
「Aは、俺のこと好いとらん…？」
「そんなわけない！私ずっと…小学生の時から好いとるもん…」
恥ずかしすぎてはっきり言えない。
あんなに昨日練習したのに。
ちっちゃい時からずっと宗ちゃんのこと好いとるよって。
「…よし！
宮野Aさん。俺はあなたのことがずっと好きです。
俺の彼女になってくれませんか？」
夢にまで見た、宗ちゃんの好きな人になること。
ありえないぐらい泣きじゃくる私と、その向かい側で心配そうに私を見つめる宗ちゃん。
「はい、私でよければ…！」
永遠に泣き続ける私を、宗ちゃんは今までにないぐらいぎこちない仕草で抱きしめた。
「よかった…！やっと、俺のAばい…！」
宗ちゃんはずっと私のことを好きでいてくれたんだ。
大きな背中をそっと抱きしめ返すと、ちょっとだけ、ぴくっと背中が跳ねた。
「…ふふっ…」
「笑わんで笑恥ずかしい笑笑」
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月香(プロフ) - なーさん» コメントありがとうございます！！やっと生活も落ち着いてきたのでそろそろ続きだします！ (3月17日 8時) (
レス) id: 2654d91715 (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 気になります！ぜひ続きを読ませてください^ ^ (3月10日 18時) (レス) id: 5a5cf333fe (このIDを非表示/違反報告)
月香(プロフ) - 玲生さん» 村上くんも夢主ちゃんもこの後どう動くんですかね笑 (2023年4月29日 23時) (レス) @page29 id: 2654d91715 (このIDを非表示/違反報告)
玲生(プロフ) - んんんん、！！！！気になるううう (2023年4月29日 17時) (レス) @page29 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
月香(プロフ) - 芋ケッピーさん» やっぱり私だけじゃないんですね爆笑甘えたな村上くん書けるように頑張ってます( ◜ω◝ ) (2023年3月23日 16時) (レス) id: 2654d91715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月香 | 作成日時：2022年10月27日 14時
