雷門中サッカー部、女子部員が増えたよ！！【イナGO】 (ページ4)

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貴「これはかくかくしかじかで・・・！」美「かくじかなんだよ！！」ページ4

Aside

ヤバイよ！見つかっちゃったよぉ～！！

天「化身・・・！」

霧「お前たち、化身使えたのか・・・！？」

蘭丸が混乱した目で私たちに問う。

貴「い、いや、今出せるかな～？とか思って頑張ったら～・・・。」

美「出せちゃった☆みたいな？」

私の言葉にみ～ちゃんが続けた。

神「どうせ負ける試合なんだぞ。化身なんて出せたって・・・。」

貴「あ～もうっ！うっさいな！！」

私はサッカー棟全体に響く声で叫んだ。

美「A・・・？」

み～ちゃんが、何を言い出すんだ。という目で私を見ている。

ゴメンね、み～ちゃん。

貴「私たちはシードなのっ！だから化身が使えるの！！」

天「え・・・。」

天馬が、信じられない。と呟く。

貴「信じられなくても、本当なんだよ。」

剣「・・・。」

剣城は試すような眼差しを私に向けている。

み～ちゃんは真っ青になりながら、私を止めようとする。

浜「マジでシード？じゃあ、敵じゃん。」

浜野が呟いた。

貴「ちがっ・・・！」

天「ずっと俺たちのこと、騙してきたんですか？」

天馬が肩を震わせながら言った。

美「私たちはシードだけど、みんなと一緒にフィフスセクターを倒したいと思ってる。」

み～ちゃんが真剣に訴える。

貴「フィフスセクターのやり方がイヤになって、私たちは雷門に来た。フィフスセクターを倒すために。」

倉「そんなこと、信じろって言うのか？」

貴「うん。私たちは、本当にシードを倒したくて来てるの。」

倉「んなの、信用できるか。」

信助が倉間に同調した。

信「そうですよ。無理があります。」

どうしよう、完全にみんなの信用を失った。

美「ちょっと、外に出る。いくよ、A。」

貴「うん。」

み～ちゃんが空気を変えようと私を外に促す。

剣「どうするんですか、先輩？」

貴「剣城・・・。」

剣城が私たちの後を追ってきていた。

美「どうもこうも、今は信用を失ってるから、私たちには何も出来ない。」

み～ちゃんが言う。

剣「今の状況じゃ、確かにどうにも出来ないですねぇ。」

貴「どうすればいいのかなぁ・・・。」

私は空を仰いだ。