検索窓
今日:12 hit、昨日:10 hit、合計:54,983 hit

警報4 ページ6

遅くまで続いた相談により、私は冬真くんに送ってもらうことになった。


ちょうど家の方向が一緒で、最寄り駅も一緒なので、そこまで送ってもらうことになった。


でも両親に今電話したら、家にいらっしゃいとか普通に言いそう。


今までどうしてた、とか、なぜ冬真くんもこっちに来たんだ、など色々過去の話をしていると、ばったり出会ってしまった。


そうじゃん、今下校時刻ギリギリだった。いや多分もう過ぎてる。





「あ、霧崎」


「ん、黒尾か。......黒尾!!」





なんと、ばったり出会ってしまったのだ、黒尾先輩と研磨に。


黒尾先輩は私を見つけて片手を上げて、冬真くんの存在に気づくと、そいつがすごい勢いで走ってくるもんだから、


今必死に逃げている。


冬真くんは思い出したんだろうね、黒尾先輩が今回の事件の元凶ってことを。


残されたのは、私ともちろん研磨。





「............誰?あれ」


「あれって言わないの。生まれたときから小学校まで一緒にいた、自分の半身、かな?」


「ふうん、半身......」





研磨はそう言ったまま、きゅっと私の手を握る。


えっ?と言うと、え?と返された。





「私たち、付き合ってないよ?」


「......前までは尻尾振ってくっついてきてくれたのに」


「......前だけどね」





私がそう軽く言いきると、ぐいっと私手を引いて抱き寄せた。


咄嗟のことで、反応に遅れた。





「俺、本気だから」




耳元で呟かれて、湯気が出そうになる。私そんな耐性ついてないから。


遠くの方で、冬真くんが私を呼ぶ声と、黒尾先輩の研磨を呼ぶ声が聞こえる。


行くよ、といつも通りの研磨に言われ、なかば引きずったまま頷く。


あと手は放してくれないんだね。





###

そろそろ受験やべーなと思い始めたので、更新は休日にがばっとやっちゃいます。

なんだか以前以上の方々に読んでいただいてるので、前作を意識して、きちんと書き上げます!

早くログインしたい´・ω・`

警報5→←警報3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

帝@シーチキン - 本当でした!すいません、わざわざありがとうございます!すぐ訂正しますね (2016年7月31日 16時) (レス) id: d212f37b7b (このIDを非表示/違反報告)
大空♪(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!あと、5飛ばしてますよ! (2016年7月31日 16時) (レス) id: 64041b24cb (このIDを非表示/違反報告)
帝@シーチキン - ありがとうございます!すごい自信になります!きちんと応えられるよう頑張ります! (2016年7月31日 13時) (レス) id: d212f37b7b (このIDを非表示/違反報告)
美鶴(プロフ) - この作品大好きです!頑張ってください! (2016年7月31日 13時) (レス) id: 99a34cabf8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:帝@シーチキン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MikadoSiic1/  
作成日時:2016年7月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。