警報4 ページ6
遅くまで続いた相談により、私は冬真くんに送ってもらうことになった。
ちょうど家の方向が一緒で、最寄り駅も一緒なので、そこまで送ってもらうことになった。
でも両親に今電話したら、家にいらっしゃいとか普通に言いそう。
今までどうしてた、とか、なぜ冬真くんもこっちに来たんだ、など色々過去の話をしていると、ばったり出会ってしまった。
そうじゃん、今下校時刻ギリギリだった。いや多分もう過ぎてる。
「あ、霧崎」
「ん、黒尾か。......黒尾!!」
なんと、ばったり出会ってしまったのだ、黒尾先輩と研磨に。
黒尾先輩は私を見つけて片手を上げて、冬真くんの存在に気づくと、そいつがすごい勢いで走ってくるもんだから、
今必死に逃げている。
冬真くんは思い出したんだろうね、黒尾先輩が今回の事件の元凶ってことを。
残されたのは、私ともちろん研磨。
「............誰?あれ」
「あれって言わないの。生まれたときから小学校まで一緒にいた、自分の半身、かな?」
「ふうん、半身......」
研磨はそう言ったまま、きゅっと私の手を握る。
えっ?と言うと、え?と返された。
「私たち、付き合ってないよ?」
「......前までは尻尾振ってくっついてきてくれたのに」
「......前だけどね」
私がそう軽く言いきると、ぐいっと私手を引いて抱き寄せた。
咄嗟のことで、反応に遅れた。
「俺、本気だから」
耳元で呟かれて、湯気が出そうになる。私そんな耐性ついてないから。
遠くの方で、冬真くんが私を呼ぶ声と、黒尾先輩の研磨を呼ぶ声が聞こえる。
行くよ、といつも通りの研磨に言われ、なかば引きずったまま頷く。
あと手は放してくれないんだね。
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そろそろ受験やべーなと思い始めたので、更新は休日にがばっとやっちゃいます。
なんだか以前以上の方々に読んでいただいてるので、前作を意識して、きちんと書き上げます!
早くログインしたい´・ω・`
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帝@シーチキン - 本当でした!すいません、わざわざありがとうございます!すぐ訂正しますね (2016年7月31日 16時) (レス) id: d212f37b7b (このIDを非表示/違反報告)
大空♪(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!あと、5飛ばしてますよ! (2016年7月31日 16時) (レス) id: 64041b24cb (このIDを非表示/違反報告)
帝@シーチキン - ありがとうございます!すごい自信になります!きちんと応えられるよう頑張ります! (2016年7月31日 13時) (レス) id: d212f37b7b (このIDを非表示/違反報告)
美鶴(プロフ) - この作品大好きです!頑張ってください! (2016年7月31日 13時) (レス) id: 99a34cabf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:帝@シーチキン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MikadoSiic1/
作成日時:2016年7月30日 12時