特別警報3 ページ23
「おう。来たか。Aも案内ありがとうな」
生徒会室には、あのメンバーがいた。もちろん、会長、副会長、会計、書記……、なんていう無難な役職の生徒ではない。
会長、書記、バレー部主将、バレー部正セッターがいた。
……どんな状況なのか誰か説明してくれ。
私の視線の意味に気付いたのか、加賀先輩が代わりに説明してくれた。
「実は、うちの生徒がどうやら脅して万引きさせてるらしいんだよね……。しかも、他校生。
そこにいる塚田さんの同級生が被害に遇われたらしくて、元を辿ったらまさかのうちの生徒。
……まあ最近やけに校内では大人しいなとか思ってたけど勉強してないしなんか前より覇気が出てきたから何かと思ったら……」
一通り説明し終えると、加賀先輩はぶつぶつ言いながらソファーに腰かけた。
そして最後に諦めたようなため息を一つ吐いて、視線を冬真くんに戻した。
冬真くんは視線が集まったのを確認すると、口を開いた。
「聞いた通りだ。あの三年三人組は、他校の下級生を脅して万引きをさせている。どうやら下級生は高校生限定。
今のところ女子しか被害に遭ったとしか聞いていない。前々から目を見張っていたが、思わぬ方向に逸れた。
みのりの友達は万引きがバレて危うくなっている。それまでにも被害にあった方たちを助ける必要がある。
そこで、ある作戦を決行しようかと思う。このメンバーでこの作戦なら敵無しだ」
そういって冬真くんは研磨にふと視線を落とし、ニヤリと笑った。
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帝@シーチキン - 本当でした!すいません、わざわざありがとうございます!すぐ訂正しますね (2016年7月31日 16時) (レス) id: d212f37b7b (このIDを非表示/違反報告)
大空♪(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!あと、5飛ばしてますよ! (2016年7月31日 16時) (レス) id: 64041b24cb (このIDを非表示/違反報告)
帝@シーチキン - ありがとうございます!すごい自信になります!きちんと応えられるよう頑張ります! (2016年7月31日 13時) (レス) id: d212f37b7b (このIDを非表示/違反報告)
美鶴(プロフ) - この作品大好きです!頑張ってください! (2016年7月31日 13時) (レス) id: 99a34cabf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:帝@シーチキン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MikadoSiic1/
作成日時:2016年7月30日 12時