俺の精神安定剤。Ⅱ (ページ13)

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涼介side
次の日、侑李が来てくれた。
ひかにぃはまたお仕事なんだって。

涼「ひかにぃ……行かないで……」

こんなこと言ったらダメだって、迷惑かけるって分かってる。
でも。
最近のあの夢のせいでもう歯止めがきかなくなっていた。

光「涼介。ごめんな。
すぐに戻ってくるから。な？

それまでは侑李とお話しててくれないかな？

侑李、涼介に会えてなかったから
いっぱい話聞きたいんだって。

な、侑李？」

侑「うん。
涼介学校で大貴と何話したのかな、とか
家では光とどんな話してるのかな、とか
僕いっぱい涼介の話聞きたいな。

それに、涼介が僕と話してたら光すぐ帰ってこれるかもよ？

でも、ここで涼介が行かないでって言うと
光帰ってくるのもっと遅くなっちゃうかもよ？」

涼「…………でも……」

侑「涼介が不安に思ってること僕が解決できるように頑張るからさ。
涼介にも協力してほしいな。

いい？？」

涼「…………ｺｸｯ

ひかにぃ、いってらっしゃい。」

光「うん。いってきます！」

ひかにぃは急ぎ足で病室を出ていった。