ゆらり、くらり、恋心。 2 〜鈴木達央〜

sweet sweet days * 52 ページ23

Aside






A「やっぱり、スカート短い........。」






楓「大丈夫、Aは可愛いから。本当にかよちんみたい！！」






A「うぅ......。」






スカートの裾を引っ張りながら楓を見つめる。






A「楓は美人だから、真姫ちゃん似合うけどさ...。」






わたしなんて....。





いやぁ、さすがにメイドカフェ編のかよちんはきついっすよ。





恥ずかしい...。





楓「はい、めそめそしてないで行くよ。ちゃんとTwitterで言ったんだからっ！！」





A「うん....。」





二人でコスをするときは大体楓が自分のTwitterにつぶやいて情報を出している。





なんか、私は知らないけど結構有名なのかな...。




まぁ、私は写真を撮られるのを我慢しながらニコニコするだけだし。






楓「はいはい、じゃぁ！！」





とか言って、私を外へ連れ出した。








男「うおぉ、あれはK＆Kさんだっ！！」



その人が騒いだからかなぁ？




私たちの周りにはたくさんの人が集まってきた。





「かよちん、こっちむいて！！」




A「あ、はいっ！！」





「ポーズちょうだい！！」





A「こうですかねぇ...。」





ポーズに合わせて、シャッター音が響く。





そこに、一人の男の人が、携帯で写真をとっていた。





なんかすごいこっち見ているんだけど...。






と、とりあえず笑顔...。







ニコッとすると、彼は顔をほんのり赤くして行ってしまった。






A「......?」




なんだったんだろう、あの人.....。

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