ゆらり、くらり、恋心。 2 〜鈴木達央〜

sweet sweet days * 45 ページ15

Aside





A「あー、あった！！」





鈴「もう、ほどほどにしておけよ...。」





私は少し食べかけたもつ鍋を残しながら、手にはパソコン。






A「鈴木達央ってあります！！うわぁほんとに声優さんなんだ！！」





鈴「信じてなかったのかよっ！！」






いやぁ、信じてたけど信じきれないでしょ。






というか、楓は全部わかってたんだよね.....。





うん、なんかすげぇ。






A「残念なイケメン...?」





鈴「あっ、もうちょっと！！」





残念なんですか？





A「イケメンはわかりますけど、残念って..?」




鈴「うん、もう知らないで良いから。ってかこれ以上は止めて....。」





達央さんの顔がどんどん赤くなっていく。





かわいい........。





達央さんの忠告を無視してページを見ていく。







A「へぇ、32歳なんですね。」




鈴「あぁ、もう。ダメか、おじさんかっ！！？」




A「いえいえ、意外と年離れてるんだなぁって思っただけで。」





鈴「それはそれでなんか酷いぞ。」






でもなんか、達央さんの知らなかったことがこんな風にすんなりと入ってくる。




引っ込み思案であんまり自分から聞けない私にとってはとてもうれしい。






鈴「Aは何歳なの？」





A「23歳です。」





鈴「ってことは、10近いな俺たちの差。」






A「そうですね、でも達央さんならそんな風に感じないです。」





なんか、少年の心みたいな。






鈴「おれのことガキって言いたいのかよ。」






A「いや、そうじゃなくて。話やすいなぁって。」







鈴「それなら許す。」





A「よかったです。」





二人の間にほんわりとした空気が流れる。




そして私は再びパソコンに目を通し始めた。

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