ゆらり、くらり、恋心。 2 〜鈴木達央〜

sweet sweet days * 42 ページ12

達央side





A「えぇぇぇっ！！？」







目の前で絶叫しているA。





うん、そうだよな俺言ってなかったもん。





うん、なんかゴメン。





鈴「あの.......。」






A「達央さんって、声優さんなんですか.....?」






鈴「あぁ。」







「...................................................。」






数秒沈黙が続く。






なんて気まずいんだよ。






鈴「だから、俺引かないよ。」






A「いや、それで引いてもらったら困りますよ。お仕事何でしょ？」






鈴「うん、まあそうなんですけどね。」






「...................................................。」






会話が続かねーっ！！！







A「あの、達央さん。ということはさっきのチョコは。」





鈴「ファンからのやつだな。」





A「そんなんだめじゃないですかっ！！私もらったら！！」





鈴「でも、あんな量一人じゃ食べ切れねー。」





A「っ！！まぁそうなんですけど。」





うーんとか言って考え込んでいるA。





うん、頬杖をついてる姿も可愛いです。





ということを考えている変態な俺を置いといて、Aは話を進める。







A「形は良いけど、味は保証できないものと、味も形もいい物どちらが食べたいですか？」






ん.......?





頭の上に？が浮かぶ。




あ、そうだ今日はバレンタイン。




そう思い出すと頬が自然と緩む。




そんなの決まってるじゃないか。



てっきりもらえないものかよ思ったじゃないかよ。




鈴「形は良いけど、味は保証できないものに決まってる。」

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