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ジャーンという効果音とともに私の目の前にショッピングバッグが
『これは何？？』
K「俺から、これからお世話になりますって事でプレゼント。
気に入ってもらえるか分かんないけど」
『今日買ってくれたの？』
K「うんwバレないようにニコにごまかしてもらってたw」
『全然気がつかなかったよw』
袋から出てきたのは某ブランドのジャージだった
K「俺らお揃いで持ってるジャージなんだ。
前に社長から美花の話聞いた時ダンスできるとか聞いたことあったから使えるかなって思って」
あぁ、ケイ君は私がダンスしていた事知っているのか、そしたらみんなも？とか考えてたら
K「やっぱ嫌だった？ごめん、やめるよ」
なんて言われてしまった
そうではないと弁論したくて
『違うの！ジャージ嬉しいよ！
みんなとお揃いなら尚更嬉しいから欲しい！』
と勢いよく叫んだ
私がいきなり叫んだので驚いてあの可愛い目をまんまるにしたケイ君
K「ははw良かった。
真剣な顔してたからそんなに嫌だったかなとか思ったんだけど。
そっかぁ、お揃い嬉しいって思ってくれるんだね？」
『嫌じゃないよ。嬉しいって思うよ、それは』
K「分かった、またこれからもみんなでお揃いのもの増やしていくか！」
その言葉とともにケイ君が私の頭をポンポンとしてくれた
最近一人で過ごす事が多かったからこうして優しくされるとすぐに嬉しくなってしまう
K「みんなで今度これ着て写真とか撮ろう」
『そうだね！どんどん写真とか撮っていきたい！』
K「思い出作ってこうな」
ケイ君が部屋から去ったあと
いつかは彼らに過去の事を言わなければならないのかと思いながらジャージを見つめていた
「良い子で待ってるんだぞ、ママと買い物してくるからな」
『分かってるよ！私が食べたいって言ってたケーキ買い忘れたんでしょ、聞こえてたんだからね！』
「もうパパ、美花にバレてるじゃないの！ごめんね、ちょっと行ってくるから待っててね」
『ママ？パパ？何で動かないの、ねぇ！起きてよ！ママ！パパ！』
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作者名：やみやみ | 作成日時：2023年8月31日 0時
