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E「名前、呼び捨てでもいいですか」
え、何この子、そんな事で悩んでたの、可愛い、保護s(しなくていいwbyK
『全然大丈夫だよwむしろ敬語もどんどん減らして欲しいw』
E「敬語はまだ癖で言っちゃうんですw」
『急かすつもりはないけど、ちょっと壁感じちゃうから慣れてほしいなぁ』
ハングルでそう話すとこっちを見るウィジュ
E「ハングルで話してくれるの嬉しいよ、こっちなら敬語無くなるんだけどw」
『じゃあウィジュに対してはこっちで喋ろうか？w』
E「良いよ、日本語で、頑張るから、勉強もタメ？口も」
『でもたまにはハングルでもいいからね、無理しすぎないで？』
そう伝えてあげると頭を撫でられた
E『ありがとう、美花…//」
頭を撫でているからなのか、名前呼びに照れたのか分からないが
暗闇でもウィジュが照れているのは分かった
『生まれた所じゃない国に来るの大変だよね
ウィジュも、ニコも、勉強頑張ってるんだって分かるよ
私も最初は全然話せなくて、他の練習生に馴染めなかったのが懐かしいw』
E「最初から話せたわけじゃないんだ」
『そう、お母さんが韓国人だったけど若い時から日本に住んでたの
だから家ではほぼ日本語で話す事しかしてなくて全然教わってなかったのよ』
E「難しかった？」
『そうだね、いくらお母さんが話せるとはいえ難しかったな』
E「勉強、やめたくなる時、なかった？」
少し躊躇いながら聞いてくるウィジュ
まだ日本で活動する事が確定していない今
ただひたすら日本語を勉強するのが大変になる時があるのだろう
『んー、あったよ。
いくら勉強しても母親とは話ができるけど
デビュー出来ずに日本に戻ったら意味ないじゃないかって。
だけどね、もしデビューできなくても絶対この経験を生かす仕事に就きたいと思ってたの。
結局今ウィジュとこうやって話すことができるから
無駄じゃなかったって証明してるしｗ
辛い事ももちろんあったけどそれ以上に幸せな事もあった。
一か月後、半年後、一年後、数年後の自分が今の自分を見たときに
後悔しないように日々生きていこうって今は考えてる。』
ウィジュの方を見て
『ゆっくりでも良いんだよ
一生懸命も大事だけど嫌になって無駄になったらほんともったいないからね。
ウィジュなりに頑張ればいい』
とハングルで伝えれば
E「うん、そうだね、頑張るよ。
あと、もう一個聞いてくれる？」
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作者名：やみやみ | 作成日時：2023年8月31日 0時
