＆Episode 12 ページ35
みんなでパジャマを着てリビングでテレビを見てたら
イルミネーションの紹介をやってた
子どもの頃はあまり出かけてなかったし
学生の時は練習漬けだったからまともなイルミは見に行ったことがない
K「めっちゃ目キラキラしてるけど、イルミネーション行きたい？」
『え、バレてた？』
N「イルミネーション、良いね」
E「日本のイルミネーション、行った事ないから行きたい！」
T「僕も〜」
私の足の間に座っているタキ君
少し眠いのかいつもよりふわふわなタキ君の頭を撫でる
『そうだね、みんなで行きたいね』
K「そうね、また今度の休みの前の日に行くか！」
『やったぁ！みんなと行けるの嬉しい〜』
喜んでるとケイ君が頭を撫でてきた
K「美花、もう、ちょっと眠いでしょ？w」
『んー、ちょっと眠いw』
E「じゃあそろそろ寝ます？」
N「セルカ、撮らない？」
K「2人ともめっちゃ眠そうだからまたにしよう？
いつでもみんな揃えられるしw」
ここら辺の会話が聞こえて私の記憶は無くなった
目が覚めれば私の部屋の天井と布団
昨日の記憶はさっきの会話から止まっているから
何で自分のベッドにいるんだろうと考えようとしていると
布団の動く音が
ん？私のベッドなのに誰かいる？
またやらかしたか私と恐る恐る近付けば
「ふぁ〜あ、よく寝た」
『よく寝たって、ここ私のベッドよ？w
ニコラス？w』
「あ、起きて、るの、美花」
少し寝ぼけて日本語が辿々しくなってるニコ
『起きたよ〜w何でニコはここで寝てるの？』
N「それは…」
夜 Nサイド
K「いつでも撮れるしwってもう美花とタキねてない？w」
E「寝てるw」
ソファの方を見たらすやすや眠ってる2人
そしてそれを静かに撮る俺たち3人
K「俺タキ連れてくからニコラス、美花頼んでいい？」
『はーい！』
美花さんをお姫様抱っこしたけど、めっちゃ軽くて驚いた
『入りますね』
美花さんの部屋に入る
何回か入ったことあるけど本人が起きてる時だし少し申し訳ない気持ちになる
ベッドに寝かせると
美花「んー、」
『ごめん、起きた？』
美花「あー、ニコだぁ」
とふわふわした笑い方で俺に話しかけてくる
『勝手に、ごめん。俺もう出るよ？おやすみなさい』
そう言って戻ろうとすると腕を掴まれた
美花「戻っちゃうの？」
『また明日会えるから、って美花さん？』
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作者名：やみやみ | 作成日時：2023年8月31日 0時
