＆Episode 9 ページ29
朝、コーヒーの匂いで起きた私
『おはよ、ケイ君』
K「おはよう、ちょっと早く起こしちゃったか、ごめんね」
『んーん、早く起きようと思ってたから大丈夫』
朝はケイ君がたーまに早起きする
ご飯を作っている隣でコーヒーを淹れる準備をするケイ君
絵になるのよね、ほんとかっこいい
K「なーに、そんなに見つめてきちゃって
見惚れちゃった？w」
私の方を見ずコーヒー淹れながら聞いてくるケイ君
『っ！違うよ！コーヒー淹れるの上手だなって見てたの』
K「そっかw美花も飲む？」
『…』
K「前から思ってたけどさ、もしかしてコーヒー飲めない？」
『苦いのが苦手なの…』
K「やっぱ苦手だったかw」
『でも匂いは好き
ケイ君がコーヒー淹れてる匂いを嗅いでるこの時間は好きだよ』
K「…そっかw
カフェオレとかにしたら飲む？」
『それなら、飲めるよ』
K「おっけい、作るよ
もうご飯の支度終わったでしょ？ソファで休んできな」
ご飯の支度もできたし、少し眠かったからケイ君の言葉に甘えてソファに休みに行った
K「…美花」
呼ばれた気がして目を開けると目の前にケイ君の顔が
なかなかぐっすり寝てたから起こすの少し待ってたのなんて言って笑うケイ君
テーブルに２つ見慣れないマグカップが置かれていた
K「実はね、この前買い物に行ってたらあのマグカップに一目惚れしちゃってさ
ちょうど5種類あったから買ってきたの。ちょっとサプライズ、てきな？w」
『すごく可愛い、このマグカップ！
お揃いなのも嬉しいよ！ありがとう、ケイ君！』
と言いながら私が抱きつくと驚きながらもちゃんと支えてくれるケイ君
K「お揃い増やしてこうって言ったし、これからも増やしてくから」
と言いながら頭を撫でてくれる、かっこいいわぁ
K「何、そんな可愛い顔してるのw
冷める前に早く飲もう？」
『可愛くないからwそうね、飲もっか！』
ケイ君が淹れてくれたカフェオレはとっても美味しかった
K「どう？飲める？」
『飲める！美味しい！』
K「そっか！なら良かったwこれからも沢山淹れてあげるね」
『申し訳ないからたまーに月一とかで全然いいよ？』
K「俺は大丈夫
こうやってゆっくり美花と話せるなら淹れるのは全然嫌じゃないから」
そういう訳でこの日からケイ君が早く起きてきた日はケイ君に淹れてもらったカフェオレを飲みながら朝食を作るのが決まりになった
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作者名：やみやみ | 作成日時：2023年8月31日 0時
