K ページ18
お久しぶりのKサイド入りまーす
今日はなんか朝から美花の様子がおかしい。
いつもよりぽやぽやしてるし、何より顔が少し赤い
『美花ー？』
美花「どうしたの、ケイ君」
『熱、測ってみてもいい？』
ピピッ。
38度。普通にあるじゃん！
どうやらタキの風邪が美花に移ってしまったらしい
検査した結果ただの風邪みたいで安心はしたけど、今日は俺ら事務所で練習の日
この家に一人で置いていくのはかわいそうすぎるし、何より心配
だから練習行く前も玄関で色々言ってたらウィジュに遮られた
T「絶対僕の風邪移しちゃったよね」
E「もう今何言っても仕方ない
美花さんの好きそうな物買って帰ろう。だから練習頑張ろう」
N「風邪の時、何食べたくなるかな…」
正直練習してても休みの時間、みんなの頭にあるのは美花の事
練習再開したら社長が部屋に入ってきた
社長「この中で誰か家に帰って美花の看病してくれないか。
ほんとは俺が帰るつもりだったんだが仕事が入ってしまって」
『じゃあ俺が行きます』
社長「すまない、頼んだよ」
という訳で俺一人だけ帰宅
帰りに買ってきたものを冷蔵庫にしまって
美花の部屋に入ると(ちゃんとノックしてるからね、入ること確認したからね！
ベッドに天使が！
じゃなくて、美花が寝ていてその目からは涙が出ていた
ここに住む前に社長から聞いていた
美花のご両親が亡くなっている事
きっと両親のいた時の夢でも見ているんだろう
とりあえず涙を拭いてあげて一度部屋を出た
熱が出た時はお粥がいいかなと思いお粥をつくる
作り終えた時にはちょうどお昼の時間だった
お粥を持って美花の部屋に入る
今度は泣いてないみたいで少し安心
熱さまシートを準備してたら美花が起きた
寝起きの美花の破壊力、やばいんだよね。
今日は風邪のせいかいつもより目がウルウルしててやばい。←語彙力
美花の少し赤くなっている額に手を添えて、甘えていいんだよと伝えると泣いてしまった
みんなの前ではあんまり泣かない様にしてる美花が風邪のせいかぼろぼろと泣いた
そばにいるからと伝えると一人で寂しかったとめっちゃ素直に言ってくれた。かわいすぎな。
おっと、可愛い美花を見てたら作ってきたお粥の存在を忘れそうだった
お粥は食べられるみたいだから食べさせてあげる事に
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作者名：やみやみ | 作成日時：2023年8月31日 0時
