＆Episode 5 ページ17
K「じゃあ安静にね？」
『はーい』
K「ちゃんと薬飲んで寝るんだよ？」
『はーい』
K「それからE「行ってきます、ゆっくりしてくださいね」ちょっとウィジュ？」
『みんないってらっしゃい』
3人「行ってきます！」
K「ほんと安静に、行ってきます」
タキ君の風邪は結局1日で治ったんだけど、今度は私がもらってしまった
ちゃんと普通の風邪だったよ
とりあえず必要なものはベッドの近くに置いたし
寝とけば治ると思っている私は寝る事にした
父「美花？大丈夫か？何か食べたいものあるか？」
母「とりあえずこういう時はおかゆでいいのよ、ね？美花」
『うん』
昔風邪をひいた時の夢だ
私は風邪をあまりひかない子だった
初めて風邪をひいた日
仕事を急いで終わらせてきた父は何かできないかと母にずっと聞いてたな
父「ごめんな、なにもできなくて」
母「いいのよ、一緒にいてあげれば、ね？美花」
仕方がないけどやっぱり会いたい
お父さん、お母さん
目を覚ますと熱さまシートを箱から出してるケイ君が
K「起こしちゃった？ごめんね、すぐ終わるから」
『なんで？今日まだ練習の時間じゃないの？』
K「社長が来てね、誰か一人家に帰って美花の事看病してほしいって言われたの」
だから帰ってきたのよ〜なんて言いながらシートを貼り替えてくれた
K「体調悪い時は誰かにいて欲しいものでしょ。
さっき俺が帰ってきた時泣いてたよ？美花」
私の顔に手を添えながらケイ君が言った
あぁ、夢を見ていた時、泣いていたんだ
K「だからね、俺に、俺らに甘えてくれていいからね」
優しく笑うケイ君に安心した私はまた泣いてしまった
K「ごめん、泣くとは思わなかった…」
もう泣かないで、そばにいるからと言って手を握ってくれるケイ君
『ありがとう。帰ってきてくれてありがとう。
ほんとは一人でいるの寂しかった』
K「…素直に言えていい子
薬飲むためにお粥は作ったけど食べられそう？」
ケイ君の作ったお粥はとてもおいしかったけど
あーんしながら食べたのはちょっと恥ずかしかったw
ご飯を食べた後はあんまり記憶がなくて寝ていたみたい
練習から帰ってきたウィジュ君がケイ君になんか言ってたけどあんまり内容が聞こえなかった
練習を終えたみんなは私の好きそうな食べ物を買ってきてくれて
少し経って私も無事に風邪を治すことができた
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作者名：やみやみ | 作成日時：2023年8月31日 0時
