京都から来たお嬢さま

夏休み明けの巻2 ページ28

まる子side

「ねえ、まるちゃんおねがい！私の代わりにリレーを走ってくれない？」
昼休みにしろちゃんが来て言った。
「ええ！なんで！？」
「あのね。お父様から怪我をしてはいけないからと激しい運動はやめなさいと言われているの。
みんなリレーは特に真剣にするのにそこで手を抜くなんて私にはできない。でも、怪我をしたらまた、みんなに迷惑をかけてしまうわ。それで先生に相談したら、次に速いのはさくらさんだからさくらさんが補欠に入ってくれるのであれば、いいですよ。と言ってくださったの。だめかな？まるちゃん。」
そうしろちゃんがあまりにの頼むから私は引き受けてしまった。
まあ、補欠だからと思っていたんだけど、
大野くん杉山くんもいるから私もリレーの練習に参加しなければいけないことになった。

放課後
今日からリレーの練習があるらしい。
たまちゃんは用事があるからとかで帰ってしまった。
「ごめんね。まるちゃん私のせいで…」
隣に座っているしろちゃんが申し訳なさそうにいった。
「ううん。大丈夫だよ。こうしてしろちゃんも帰らないで応援してくれてるし。」
「まるちゃん。私まるちゃんが練習する時、絶対きて応援するから！だからがんばって！」
しろちゃんは本当にいい子だね〜。
「おい！さくら！いつまでサボってるんだ！お前も練習しろよ！」
と関口が言ってきた。
仕方なく腰をあげ練習することにした。

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